今日24日発売の「週刊新潮」に5人の女性との不倫を報じられた作家・乙武洋匡氏(39)が、自身の公式サイトで不倫問題を謝罪した。この日、更新されたオフィシャルサイトは一切のコンテンツが省かれ、謝罪文だけが掲載されている。

 乙武氏は「このたびは私の不徳の致すところにより、多くの方にご迷惑、ご心配をおかけして、たいへん申し訳ございません。報道された私の行いは、これまで支えてきてくれた妻と、私を慕ってくださっている方々を裏切る行為であり、決して許されるものではありません」と自らを断罪。そして「妻や妻のご両親、3人の子どもたちに心より謝罪し、またこれまでの仕事や活動のなかでお世話になっているみなさまに深くお詫び致します」とつづった。

 2001年に結婚した妻・仁美さんに不倫を打ち明け、話し合いをしたという乙武氏。

「一生かかっても償いきれないほどの過ちであるにもかかわらず、妻は私を許し、やり直そうと言ってくれました」

 妻・仁美さんは「このような事態を招いたことについては、妻である私にも責任の一端があると感じております」とした上で「本人はもちろん、私も深く反省しております。誠に申し訳ございませんでした」のコメントを掲載している。

 乙武氏は早稲田大学在学中、障害者としての体験をつづった著書「五体不満足」を発売。「障害は不便です。しかし、不幸ではありません」とのフレーズでベストセラーになった。卒業後はスポーツライターとしても活躍。その後、教育問題に関心を抱き、新宿区教育委員会非常勤職員「子どもの生き方パートナー」、杉並区立杉並第四小学校教諭となった。教員時代の経験をもとに書いた初の小説「だいじょうぶ3組」は映画化され、自身も出演して話題を集めた。

 2013年2月から務めた東京都教育委員を昨年末で辞職。今夏の参院選で自民党からの出馬が有力視されている。