かつては“おバカタレント”として超売れっ子だった若槻千夏(31)が4年ぶりに芸能界に復帰し、“毒舌タレント”として再ブレークしている。結婚、出産して芸能活動を休止していた間に、テレビ番組を見まくったおかげで、トーク力を格段にアップさせた若槻には“ポストベッキー”との声まで上がっている。ところが、そんな若槻に周囲はなぜか戦々恐々としているという。

 若槻は2012年に結婚し、女児を出産。育児も落ち着き、今年に入って芸能活動を本格的に再開させた。4年間のブランクを感じさせないトーク力は健在、というより一段とアップし、不倫騒動ですべてのレギュラー番組を降板したベッキー(32)の“後釜1番手”とまで言われている。

 先日は、都内で行われた映画「バットマンVSスーパーマン」のイベントに、サッカー元日本代表の前園真聖氏(42)とともに登場。売れっ子の前園氏が“スイーツ愛”を語るなか、若槻は「最近聞いた中で一番どうでもいい」と切って捨てタジタジにさせるなど、抜群のトーク力を見せつけた。

「以前は“おバカタレント”として人気者になった若槻だが、もともと地頭が良いタイプ。育児中にテレビを見まくったことで、トーク力をアップさせたそうです」(テレビ局関係者)

 毒舌トークを武器に再び売れっ子の座に返り咲きそうな若槻だが、周囲の関係者は不安を抱いているという。この若槻の所属事務所には現在、木下優樹菜(28)、菜々緒(27)、中村アン(28)など多くの売れっ子タレントが所属しているのだが…。

 芸能プロ関係者は「周囲が恐れているのは、若槻がこういった売れている後輩たちのアネゴ的な存在になることなんですよ」と指摘する。

 タレント以外に若槻には、もうひとつ別の一面がある。それは実業家としての顔だ。

 2009年に自身のファッションブランド「WC」を設立。ブランドキャラクター「クマタン」を展開し、若い女性の人気を集めた。13年にはWCとは決別したが、クマタンの権利だけは保持し、今でも台湾を中心とするアジアで人気を集めている。

「実業家として成功しただけに、金銭面は実にシビアなんです。後輩にも『給料制なの? それとも歩合制?』など、待遇面について、いろいろ聞いているらしい」(同)

 そうなると、今までおカネのことにはあまりこだわらなかった後輩タレントたちの意識も変わってきかねない。

「実業家としても成功した若槻が相談役となり、その知識をもとに事務所に待遇面の改善を求めたりしたら大変。最悪の場合、独立を考えたりしたらトラブルに発展する危険性まであるかも。このため『若槻に後輩を近づけるな』とのお達しまで出たという話です」(同)

 若槻の再ブレークはもろ刃の剣となるかもしれない?