日本と香港の合同アイドルユニット「みつかりん」が21日、東京・江東区の新木場スタジオコーストで行われたイベント「アイドル甲子園」で日本で初めてとなるライブを行った。

 日本人のかりん(18)と香港人のみつき(19)によるユニットは昨年11月に結成。香港では1度ライブを行っており、ステージ前には数人の香港人のファンも訪れた。

 日本初ライブにみつきは「香港から香港人だよ。緊張してます」と日本語であいさつ。その後、2人はボーカロイド曲に合わせて3曲、ダンスを披露した。

 MCでは日本で訪れた場所が「日テレショップ」だったというみつきに対し、かりんが「かりん、日本人だけど行ったことないよ。海外の人は築地におすし食べに行くけど、かりんは日本人だからスシローばっかりだよ」と突っ込んで笑わせた。

 みつきは香港初となるご当地アイドルグループ「乙女ライラックル」にも所属している。気になる香港のアイドル事情は、ソロ歌手やダンスグループ、さらにAKB48やハロープロジェクトの曲に合わせてダンスを行う“カバーダンス”のグループばかりで、日本でいうアイドルグループは「乙女――」が唯一とのこと。

 また日本と香港では「『おはようございます』とか、リハーサル前の『よろしくお願いします』というあいさつが香港だとないんです」(かりん)と文化的な違いもあるといい、みつきも「日本の方が礼儀がある」と話した。

 アイドルファンの盛り上がりも日本の方が上だそうで「香港のファンはサイリウムを振るだけだけ。日本のファンみたいに動いたり、オタ芸をするのは新鮮だしうれしい」(みつき)と笑顔。今後は日本と香港の両国で活動し、より大きなステージを目指していく。