芸歴21年目にしてようやくブレークした遅咲きキモ芸人・永野(41)が「売れない芸人はホントにおカネがないので、リアルに楽屋泥棒がいる」と明かした。

 永野は16日、都内で行われた玄関ドアに取り付けるオートロック錠「DECIMEL(デシメル)」(コマニー株式会社、4月1日発売)の新商品発表会にゲスト出演した。

 この発表会は、永野が登場するまでは新商品の説明などに終始し、非常に堅い雰囲気で淡々と進められた。シーンとした中に登場した永野は「こんなに緊張したのは初めて」と話したが、それでもベテランらしく空気を一変させ、会場を爆笑させた。

 キモ芸人とオートロック錠の新商品発表会とは、あまり結びつくイメージがないが、「最近の芸人の中で私は、デシメルくらい心にカギをかけてる。人には心を閉ざしているので、そこを共感していただいて依頼がきたのでは」と分析した。

 防犯の意識は普段から高いという。「売れてない芸人はおカネがない人ばかりだから、リアルに楽屋泥棒が多い。多いというか、ホントにいるんです。ライブなど舞台に出る前は、マネジャーさんとかに財布や携帯は預けるようにしている」

 ただマネジャーのことも、全面的には信用していないとか。「財布を預けると、抜かれてる感じもあるので…。僕は誰も信じてない。今日も預けたけど、一応入ってる金額とかカードとかは確認している。警戒心は人一倍あるので、今日の仕事は一番自分に合っている。21年目で初めて自分に合う仕事が来た感じ」

 苦節21年でようやくブレークした永野だが、売れない芸人の懐事情は相当厳しいようだ。