【薬物逮捕でアウト!番長の転落と闇(36)】願いはかなうのか――。覚醒剤取締法違反(使用)の罪で15日に追起訴された清原和博容疑者(48)が、いよいよ保釈される。保釈申請が認められ次第、早ければ16日にも警視庁本部から出てくるが、日に日に募らせているのが家族への思いだという。特に「最初の晩餐は家族で!」という思いが、こらえきれないほど強くなっているようだ。

 清原被告が、モデルで元妻の亜希(46)との離婚を発表したのは一昨年の9月。離婚前から清原被告が子供に対して野球を教えたりする姿は写真誌に掲載されてきたが、離婚後も同様の光景が見られていた。

 子供の親権は亜希が持っており、清原被告が愛息と食事ができる機会は月2回だけに制限されているとも伝えられていた。

 その貴重な機会について、清原被告は逮捕前のブログで「久しぶりに息子と3人でご飯を食べた その後、ひとしきり泣いた」などと息子への思いをつづっていた。

「ブログの内容も、逮捕された後には『同情を買うため』とか『ウソくさい』などと散々に言われてましたが、清原さんの息子への愛情は本物ですよ。弁護士に対しても事あるごとに、息子はどうしているか、などと子供のことを口にしていますからね。だったらクスリなんてやるなよって思いますし、それを言うとシュンとするそうです」と明かすある事情通は、こう続ける。

「日に日に『息子に会いたい』との思いを強くしているそうで、保釈されたとき、最初にやりたいことが家族に会うこと。それを強く願っているそうです。その思いは弁護士を通じて亜希さんには伝わっているそうですけど」

 最後の晩餐ならぬ「最初の晩餐は家族で」というのが今の清原被告の偽らざる思いだ。

 ただ、亜希はといえば、モデル名を7日に「清原亜希」から「亜希」に変えたことを発表したばかり。離婚しても「清原姓」だったが、さすがに逮捕された元夫の“影”を考慮したようだ。

「裁判になれば、これから見守っていきますという情状証人が求められます。親や配偶者といった身内がなるケースが多いですが、亜希さんがこのタイミングで『清原』の名前を削除したということは、情状証人には出ない、会いたくない、子供を会わせないという決意の表れではないかとも言われています」と出版関係者。

 となると、いくら清原被告が強く「会いたい!!」と望んでもかなわぬ夢となってしまうかもしれない。前出の事情通は「会えるんじゃないかというニュアンスの話は聞いてますが、実際、どうなるかは分からない」。

 保釈後の清原被告については「覚醒剤の使用量が多いということで、病院に入れるんじゃないかと言われてますが、まずは状態を見てからの判断になりそう。禁断症状が出てきているようなら病院という選択肢もあるだろうし、そうでなければまた違った選択肢も検討されています」(同)。

 子供に会えない寂しさも、覚醒剤をやめられない理由の一つとも伝えられる清原被告。自業自得だが、このタイミングを逃せば会うチャンスはまた遠のくに違いない。