俳優・伊藤英明(40)が15日、都内で行われた主演映画「テラフォーマーズ」(4月29日公開)の試写会イベントに登場した。

 累計発行部数1500万部の同名人気コミックの実写映画化。伊藤は、火星で壮絶な戦いを繰り広げる主人公を演じる。

 三池崇史監督(55)、原作者の貴家悠氏(さすがゆう=27)と登壇した伊藤は、報道陣の多さに驚いたようで「ゲップのひとつもできない」と漏らした。

 イベントは、登壇者も観客も飲酒OKという異例の試み。豪快な飲みっぷりとヤンチャな過去で知られる伊藤は「酒飲んで暴れていたと言われると困る」と自虐的にネタにした。

 一般女性の夫人との間に昨年11月、長男が生まれた新米パパ。「生まれて4か月。ここ最近ずっと一緒にいて。お風呂に入れたりおむつを替えたり。イクメンってことはないけど楽しいです。家庭を作る勇気はなかった。でも、子育ては楽しいです」と愛息を思い浮かべて目尻を下げた。

 長男の名前については「五郎丸」とジョークを飛ばすと、「でも、犬に『猫』って付けた男だから」とぶっちゃけて笑わせた。

 酒が入って勢いづいたか、トークはさらに軽快になる。

「小学校は半分くらい行っていない。大病していて。腎臓が悪かったんです。常に安静にしていないといけない。お菓子も食ったことがなかった」「(前事務所時代に)阿部純大(あべじゅんた)という名前(芸名)でやっていた」などと、ファンなら知っているが、一般にはさほど認知されていない秘話を披露した。

「そこ(前事務所)を辞めて建物を解体する仕事を3年くらいやった。ちょうどそのころスノボにハマっていて。その時、仲良かった先輩と焼き肉を食べに行った時に、今の事務所の方に声をかけていただいた」と懐かしそうに振り返った。