今夏の参院選に自民党から比例代表で出馬する女性4人組グループ「SPEED」の今井絵理子氏(32)にさらなる試練が待ち受けている。13日、今井氏は都内で行われた自民党党大会で国歌を斉唱した。

 黒いジャケットに身を包んだ今井氏は「君が代」を歌い拍手を浴びた。しかし、自民党議員は「声量が全然出てなかった」と厳しい評価をした。

 そんな批判を知ってか知らずか、この日の今井氏はハイテンション。記者団に囲まれると、「君が代をマイクを通して歌うのは初めて。光栄です」とホッとした表情をみせた。

「今、わくわくしています。楽しみ。(自民党の)パワーがものすごいなと。私も負けないように頑張っていきたい。全国の皆さまに自分の思いを伝えたいと思います」

 スキャンダルについても聞かれた。今井氏の交際相手の男性に風俗店経営や未成年少女を風俗で働かせたことによる逮捕の過去が暴かれていた。

 身辺をリセットする気はないのか問われると、「プライベートは皆さんの声を真摯に受け止めます」と別れを予感させる返答。しかし、交際相手の存在が妨げになるのではと聞かれると、「そうなんですか!? へぇ~。私自身そうは思っておりません!」と強い口調で否定。やっぱり別れる気はないようだ。

 今井氏にはさらなる追及が待ち受けているという。政府関係者は「交際相手の周辺にきなくさい話がまだあるそうなんですよ」と明かす。

 記者から「公明党がピリピリしていますが」との質問も飛んだが、確かに公明党は今井氏の出馬にいい顔をしていない。永田町関係者は「一連のスキャンダルでは公明党リーク説が流れたほど」と話し、それだけ公明党の不信感は強い。

 前出の自民党議員は「まだこれからもスキャンダル報道は出るでしょう」とあきらめ顔。“SPEED当確”とはならないのか。