元AKB48の板野友美(24)が10日、都内で行われた初主演ホラー映画「のぞきめ」(4月2日公開)の完成披露上映会に登場した。

 板野が演じるのはテレビ局の新米AD三嶋彩乃役で、ある青年の怪死を取材したことから怪奇現象に巻き込まれる。

 登壇した板野は「実はホラー映画が苦手なんですよ」と明かした。過去の恐怖体験を聞かれると「中国で撮影したとき、1人で寝るのが嫌でメークさんの部屋に行ったんです。そしたらドアをコンコンと叩く音がして、部屋の電話も鳴りっぱなし。すごい怖かった。のぞき穴から見たら…酔っ払いの中国人でした」と笑いに変えた。

 ところが、登壇者に内緒で場内が暗転。板野は「えっ、やだー、本当にやだ!」と大騒ぎ。暗闇から「のぞきめ」が現れると「キャー!」と本気でビビった。

 板野は「昨日マネジャーに何回も言っていたんです。『サプライズがあるなら言ってね!』って。全然聞いていなかった! 別に怒ってはないですけど~」と、してやられた表情を浮かべた。

 初主演がホラー映画となった板野だが、期待は大きい。映画関係者によると「ホラー映画の客層を考えると、板野さんはぴったり。この手の映画のターゲット層は女子中高生などの若い女性。板野さんはそういう層のカリスマ的存在ですからね。口コミで爆発的に広がるかも」とヒットが見込めそうだ。

 過去の「AKB&ホラー」も実は相性がいい。前田敦子(24)が「クロユリ団地」で成果を挙げ、島崎遥香(21)が「劇場霊」で主演し、東京国際映画祭で評判になった。「板野さんも歌手活動だけでは頭打ちになるので、ここで女優に挑戦したのは良いタイミングだった」(テレビ局関係者)。ホラーといえば板野と、女優として開花できるか。