女優、モデルとして活躍する内田理央(24)の初主演映画「血まみれスケバンチェーンソー」が5日に公開された。6日に行われた舞台あいさつで、内田は劇中と同じ血まみれのセーラー服に下駄履きで登場し、会場に集まったファンを沸かせた。東スポWebでは舞台あいさつ後の内田をインタビュー。劇中の衝撃シーンである山地まり(21)とのキスの感想から、先日映画の舞台あいさつのために訪れた台湾でのファンの熱狂ぶり、現地で〝日本一のお尻の持ち主〟と呼ばれたことまで語った。

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 ――きょうの舞台あいさつでは山地とのキスについて触れていた。キスシーンは初だが、その感想は


 内田:台本を見るとキスシーンと書いてあって「えっ!」と(笑い)。男の子からキスされてキュンキュンとかあるじゃないですか。ああいうのじゃなくて、戦いの中で自分からネロ(山地の役)の唇を奪う。自分からキスをする経験なんてないじゃないですか! 自分は男の子側だ、リードしなきゃいけないと男性の心でしたね。初めて唇を奪いましたよ。


 ――山地はキスの撮影前「内田さんは平気そうだった」と言っていた


 内田:キスシーンの撮影前にまりちゃんは「あっ、どうしよう緊張してきた」とかわいく言っていて、それを見たら私は何も言えないじゃないですか。緊張を悟られないように「キス? 超余裕」って顔で現場にいましたけど、内心は超ドキドキ。監督からの「キスシーンは長くエロくして」という要望にも「ほー、なるほど」と聞いて、めっちゃ強がってました。


 ――山地は「理央ちゃんの唇はウルウルでした」と感想を語っていたが、山地の唇の感想は


 内田:唇の感触は緊張しすぎて覚えてないです(笑い)。


 ――2月29日には台湾でもプレミア舞台あいさつを行った


 内田:初の台湾だったんですけど、空港でファンの方が待ってくれていて。空港の出待ちって日本だとブラピとかマドンナというイメージじゃないですか。「芸能人みたいだ」ってすごく驚きました。台湾でも「仮面ライダードライブ」が放送されていて、それを見てファンになっていただいて。取材の方もホテルにあふれんばかりに来てもらえました。


 ――台湾のメディアからはどんな質問をされたのか


 内田:みなさん必ず「あなたは日本一のお尻を持ってるんですが、美の秘訣は」と質問されました。“日本一のお尻”というところにびっくりしたんですけど、台湾の方がそう思ってくれているのがうれしかった。台湾の方は美意識が高いのか「どんな高級なエステに通っているの」とどこに行っても聞かれたんですけど、実際は美の秘訣も特になくて…。取材の方に「『仮面ライダー』ではあなたのストッキングが素晴らしいと台湾では話題です。黒ストッキングの脚をみんな楽しみにしていたんです」と言われて、そんなところを見ていたんだと驚きました。


 ――現地での舞台あいさつはどうでした


 内田:舞台あいさつも満員で、台湾では映画を笑いながら声を出してみるのが主流だそうで、陰から様子を見ていたんですけど、ギーコ(内田の役)とネロがキスするシーンでみんなが「フゥウー」って声を上げていて、びっくりしました。


 ――今回は台湾でしたけど、今後映画を見てほしい国はありますか


 内田:フランスは漫画好きなオタク心がわかると聞いたので、反応を見てみたいです。


 ――日本でも5日からついに映画が公開された。周囲の反応は


 内田:特殊な映画だからどんな感想をいただけるかドキドキしていたんですけど、感動して泣いたという方もいらっしゃって。それぞれ見た方で感想が違う不思議な映画です。普段女性の方はスプラッター映画を見ないかもしれないですけど、「血まみれ――」はキャストも若いし。親しみがあって見やすいと思います。みなさんが想像しているものを裏切れる映画なので、ぜひ見てほしいです。


 ――もし続編があればやりたいか


 内田:今回悔しかったのが、時間が足りなくて練習してきたアクションの10分の1も出せなかったこと。次撮る時は時間をとっていただいて、妥協せずにアクションをやりたい。リベンジしたいです。