歌手のMay J.(27)が6日、都内で、デビュー10周年を記念した初の著書「私のものじゃない、私の歌」(TAC出版)の発売イベントを行った。

「本当に3歳のころから歌手になりたいという夢を持ち続けていて、正直、歌以外のことに何の興味もない子だった」というMay J.。著書では、歌手を目指した幼少期から、バラエティー番組のカラオケ対決で注目を集めたこと、2014年のディズニーソング「Let It Go~ありのままで~」での大ブレーク、そしてネットを中心に巻き起こったバッシングまで、赤裸々に半生を振り返っている。

 映画「アナと雪の女王」が空前のヒット、それと同時に主題歌も大ヒットする中、“プロモーション担当”としてテレビ等に数多く出演したMay J.には、いつしかバッシングが浴びせられるようになった。

「気にしないようにしていたんですけど、気にしていた」といい、「テレビで歌う時とかに、バッシングの声がふと頭の中に入って、歌に集中できないこともあった」と正直に当時の心境を語った。だが、そんなネガティブな気持ちも、ライブで小さな子供たちが大喜びしている姿を見ると、吹き飛んだという。

 著書の発売日の16日には、第3弾となるカバーアルバム「Sweet Song Covers」をリリースする。松田聖子の「SWEET MEMORIES」、久保田早紀の「異邦人」などを収録しており、「ファンの方が80年代の曲をもっと聴きたいと言ってくださった」と主に1980年代の楽曲をカバーした理由を明かした。