歌手のMay J.(27)が3日、東京・千代田区の丸ビルで行われた東北応援フェア「マル・デ・ミヤギ」のオープニングセレモニーに出席した。

 東日本大震災から11日で5年。今でも約17万人が仮設住宅での生活を余儀なくされている。

 あまり知られていないが、May J.は東北復興支援に注力。震災が起きた2011年の7月から宮城・塩釜市、石巻市、気仙沼市などを訪問した。

 東北については「ゆかりも何もない場所」と自覚するが、「そんな私を温かく迎えてくれる。みんなファミリーのような存在です」と絆は深まっている。

 今回、同フェアでは気仙沼産のサメ肉、石巻産の宗太(ソウダ)カツオを使用した2種類の缶詰を開発。May J.は「サメのお肉ってこんなにおいしいんだと思った」とほほえむ。

 宗太カツオの魅力を語ると、隣にいたフレンチレストラン「イグレック丸の内」山口浩総料理長が「そうだ」と小声で同調。May J.は「そうだ、そうだとおっしゃっています」とオヤジギャグに同調していた。