女優の酒井若菜(35)が1日、対談本「酒井若菜と8人の男たち」の出版記念イベントを都内で開き、同著で告白した膠原(こうげん)病に触れた。

 膠原病との付き合いは10代から。生活に支障はなかったが、1年ほど前、別の種類の膠原病になり「その時はすごく痛かった」という。「去年の冬から春に、ちょっと手がしんどかったり、曲がっちゃってたりとか…」。そんな体で連続ドラマ出演を2本掛け持ちしていた。

 台本に書かれた「立ち上がる」「ミカンの皮をむく」動作も痛くてできない。「落ち込みますよね。最初は“あぁ、演出されたお芝居ができない”っていう戸惑いもなくはなかったですね」

 そのさなか昨年5月、ツイッターに「面白くない脚本を読むと心臓がきゅっとして、一瞬震えて、えづいてしまう 発疹がぶあっと出て布団にパタリ(中略)これがほぼ毎回 仕事に差し支えるので、鈍感になりたい」と投稿。これがネットで脚本批判ととられた。

「あの時期は、本当に現場に対しての見方が“こんなに温かいんだ”って思いながら仕事をしてるような感じだったんで…。それが、やってたドラマをまるで批判したかのような感じに取られてしまったのは、私の筆力の問題もあったかも。でもね、現場の人たちは(ネットの意見を)まるで信じていなかったし、私が現場が大好きでしょうがないし、作品も楽しんでやってたし、っていうのを知ってくれてたんで」

 休業、そして表舞台から遠ざかるきっかけとなった2005年の舞台降板の際は、脚本家との不倫を疑われた。ベッキー(31)や宮崎謙介元議員(35)の騒動に思うところはないか直撃すると「そうですねぇ。う~ん、まぁ、でも割とあの方たちとはちょっとレベルがあまりにも違うけれど、私も比較的ネットとかでも叩かれやすい方なんで…」と話し始めたところで関係者がストップ。酒井は「ごめんなさい」とコメントできず、申し訳なさそうだった。