14回目を迎えるナンバーワン“ひとり芸”決定戦「R―1ぐらんぷり2016」(決勝は3月6日午後7時からフジテレビ系で放送)の決勝進出者が29日、都内で発表された。

 決勝にはピン芸人の小島よしお(35)、とにかく明るい安村(33)、厚切りジェイソン(29)、エハラマサヒロ(33)、横澤夏子(25)、ゆりやんレトリィバァ(25)、ハリウッドザコシショウ(42)、おいでやす小田(37)、お笑いコンビ・シャンプーハットのこいで(40)に加えて、復活ステージを勝ち上がった3人が出場。優勝者には賞金500万円と、全国ネットの冠番組出演権が与えられる。

 近年は決勝進出者に無名芸人が多すぎると言われていたが、今年は例年になく粒揃いだ。

 その中でも初の決勝進出を果たした小島は「テレビに出始めて9年。ずーっと出たいと思ってました。いいニュースを事務所に持って帰りたい」と、気合十分だ。

 小島は同じ裸芸人の安村をライバル視しているが、予選から“裸芸”を封印して勝ち上がってきた安村は決勝でも「新しい一面を見せられれば」と、“裸芸”を封印する腹づもり。一方の小島は「水着は相方です」と、あくまで“裸芸”を貫くことを宣言した。

 同じ裸芸人でありながら対照的な2人だが、小島が“裸芸”を捨てられないのには、実はワケがある。

「今では子供向け営業で1日に100万円以上、年間で1億円以上を稼ぐというのは有名な話。もちろんやるのは『そんなの関係ねぇ』などの“裸芸”。一発屋と言われた小島だけど、飽きたのは大人たちで子供たちには一貫してウケている。“裸芸”は子供たちにとって、わかりやすい笑いだからね。その営業が稼ぎの中心になっているんだから、いまさらやめられないんですよ」(芸能関係者)

 ベッキー(31)の“ゲス不倫”騒動で事務所がてんやわんやの状況もあり、今や小島は何があっても“裸芸”を捨てられないのだ。