【薬物逮捕でアウト!番長の転落と闇(14)】元プロ野球選手・清原和博容疑者(48)が薬物依存を強めていった深層が見えてきた。覚醒剤取締法違反(所持)容疑で逮捕されて2週間が過ぎた清原容疑者。“シャブ漬け”になった原因として、けがの痛みや離婚による家族喪失などが指摘される。しかし、重度の依存症となる決定打は、不倫関係にあった5歳年上の銀座のクラブママとおぼれた“ドラッグセックス”だという。ママは清原容疑者の逮捕直後に銀座から姿を消していたが、10日後に“復帰”。捜査当局が清原事件の関係者として行動確認中との情報をキャッチした。

 清原容疑者をめぐっては、本紙既報通り、逮捕直前まで一緒にいたハーフ美女の女子大生兼銀座ホステス(20代前半)の恋人の存在が分かっている。同容疑者にとって銀座のクラブは、多くの女性との交際が始まる場でもあった。

 とりわけ親密だったとされるのが、某店を雇われで取り仕切っていたAママ。関係が取りざたされたのは2009年だった。清原容疑者がテレビ解説を務めたWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の2次ラウンド以降が行われた米国、F1・モナコGPにAママが同行。その後、3泊4日の関西旅行が一部で報じられ、2人の不倫関係は動かぬものとみられるようになった。

「清原は当時、乗っていたベンツのナンバーをAママの誕生日と同じ数字にするほどゾッコンでした。『次男の名門小学校入学が決まったら離婚するから、一緒になろう』とAママに言ってました」(Aママの周辺関係者)

 清原容疑者は妻子が待つ自宅にはほとんど帰らず、Aママと2人で都内のシティーホテルに泊まっていた。これには大きな理由があったという。

「翌日の夕方まで“ドラッグセックス”にふけって、そのままAママの出勤に同伴する生活を繰り返していましたね。Aママの自宅に泊まることもありましたが、彼女には子供がいたので、家でクスリをやるわけにはいかない。それでホテルだったのです」(同)

 常時、覚醒剤を使用していたため、2人とも奇行をみせていたという。

「清原の言動がおかしくなったのは、Aママと不倫関係になってから。ささいなことでAママと清原が店で大暴れして、男性スタッフを殴ったり、蹴りを入れたりして、ホステスがおびえることが何度かありました」(別の関係者)

 清原にAママを紹介したのが、“タニマチ兼密売人兼シャブ仲間”として清原事件の報道に登場する元会社社長だった。

「Aママは“暴力団御用達ママ”と呼ばれてましたからね。覚醒剤は元社長からだけでなく、指定暴力団幹部とも親しかったから、いくらでも手に入りますよ」(同)

 一昨年9月に清原容疑者は離婚を発表。再婚も噂されたAママとの関係も清算したが、その店には通い続けたという。

「Aママは後日、別のクラブに移ったんですが、清原はそのクラブにも時々来ていました。逮捕前にも入店するのを見ましたよ」(クラブ関係者)

 Aママは清原容疑者が2日に逮捕後、銀座から姿を消していたが、10日ほどして店に“復帰”したという。周辺では捜査関係者の目が光っているとも言われ、同容疑者逮捕前とは置かれた状況が一変したようだ。

「Aママは、清原と一緒に覚醒剤を使用したことが知られてますから、当然、清原事件の関係者、重要参考人という位置付け。入手ルートなど背後関係の解明につながる可能性もありますから、水面下で捜査は続くでしょう」(捜査関係者)

 もちろん、Aママだけではなく、清原容疑者の周辺関係者への捜査も展開中。今後、まだまだ逮捕者が出る可能性はありそうだ。