「昔の名前」通用せず大惨敗

2012年10月26日 11時00分

 昔の名前でどこまで稼げるのか。かつてのアイドル・中山美穂(42)は映画の主演、かつての視聴率女王・山口智子(48)が連ドラと、一昔前の女優が次々と復帰しているが、いずれも惨たんたる状況だ。関係者の間では「昔の名前の話題性だけで復帰させるのは問題」と厳しい見方が出ている。

 中山が俳優・向井理(30)との共演で、公開中の映画が、「新しい靴を買わなくちゃ」だ。中山も一昨年の大ヒット映画「サヨナライツカ」以来の主演で、何かと注目を集めていた。ただ、話題ほどには成績は振るわず。公開後3日間の興収は9883万円。2週目には早くも興収ランクベスト10から脱落してしまった。

「『新しい靴――』を上映している映画館はガラガラです。『アウトレイジ ビヨンド』同様、200スクリーン以上で上映しているのに、3日間で興収1億円に届かない。ちょっと厳しいですね」(前出の関係者)

 この惨敗の原因は何といってもこれまで中山の露出がなさすぎたこと。2002年、作家の辻仁成氏(53)と結婚してフランスに移住。その後活動を休止し、「サヨナラ――」で復帰した。「そのときからコンスタントに出続けていれば、ここまで落ち込むことはなかったのでしょうが、さすがに今の若い人はほとんど知らない」(同)

 今年3月にはTBS系の単発ドラマ「終着駅~トワイライトエクスプレスの恋」で10年ぶりにドラマ出演したが、視聴率9・3%と振るわなかったのもこの要因は大きかったようだ。

 中山だけでなく、最近は石橋貴明(51)の妻・鈴木保奈美(46)や唐沢寿明(49)の妻・山口智子など、結婚を機に休業した40代の人気女優が相次いで復帰したが、いずれも人気はいまひとつ。先月30日には鈴木が主演したドラマ「リセット~本当のしあわせの見つけ方~」(TBS系)が放送されたが、視聴率は11%止まりだった。

 山口は9日スタートの連続ドラマ「ゴーイングマイホーム」(フジ系)で復帰したが、初回は13・0%。9月まで同じ時間帯で放送されていた「GTO」の初回を下回ってしまった。1996年に放送された木村拓哉(39)との共演ドラマ「ロングバケーション」で平均29・6%という驚異的視聴率を記録した“女王”でさえこうだ。鈴木も「東京ラブストーリー」(91年)で一世を風靡したが、面影はない。山口はネット上で「太りすぎでは」などと書き込まれる始末だ。

「3人とも年齢を感じさせないほどきれいだが、ドラマの主役に据えるのは厳しい。話題性だけでキャスティングするのは問題があるのでは」(芸能プロ関係者)。かつての人気女優も「昔の名前」だけでは通用しないようだ。(視聴率はいずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)