東京映画記者会(東京スポーツ新聞社など在京7紙)が主催する「第58回ブルーリボン賞授賞式」が9日、東京・千代田区のイイノホールで行われた。

 新人賞を受賞したE―girlsの石井杏奈(17)は淡いピンクのドレスで登壇。

 本紙・平鍋幸治文化部長から賞状を受け取ると「賞を取るのが夢だったので幸せ。HIROさんやE―girlsのみんな、家族が喜ぶ姿を見て本当にうれしかった。E―girlsと女優の両立は大変でもあるが、ベストアルバムを出せたし、こうして新人賞をいただけて、うれしいことがたくさんある。がんばります」と白い歯を見せた。

 助演女優賞の吉田羊(年齢非公表)は黒に黄色をあしらったロングドレスで現われた。「本番直前までガチガチに緊張していたが、アットホームな雰囲気、特に司会の2人(浅野忠信、安藤サクラ)のおかげで肩の力が抜けた。これまでは卒業証書と小学校の自由研究でいただいた賞状だけ。何の取りえもない私が、歴史と権威ある賞をいただけるとは。私の未来予想図に1ミクロンもなかった」と軽妙なトークで観衆を引き付けた。

 続けて「個人的には原田眞人監督といつかご一緒したいと切望していた。さっき監督の口から私の名前が出て、これでブルーリボン賞と縁が切れてもよかったと思える」と、原田監督からの“ラブコール”に堂々と応えた。