1月31日をもって日本テレビを退社した上田まりえ(29)が1日、フリーに転向しタレントとして公式ブログを開設。大手芸能事務所・松竹芸能の所属になり、今後は「文章を書くこと、お芝居…挑戦してみたいことがたくさんあります」と意気込みをつづった。

 タレントしては29歳の“オールドルーキー”の上田だが「昨日までは日本テレビのアナウンサーでした。そして、今日から松竹芸能に所属し、タレントとして活動を始めます」と初々しく語る。

 日本テレビに2009年に入社し、「およそ7年間、アナウンサーとして仕事をしてきました。3年ほど前からより幅の広い表現に取り組んでみたいという気持ちが生まれ、この先どうするか、どうしたいか、どうするべきか…すごく、悩みました」と心の葛藤を伝えた。

 マツコ・デラックスにその才能を見いだされ、イチ押しされた大器でもある。しかし本人は謙虚だ。「華も、才能も、特に取り柄もない私が7年もアナウンサーの仕事を続けることができたのは、みなさまのおかげです。人に恵まれ、運に恵まれ、ここまで来ることができました」

 昨年12月21日放送の同局系「月曜から夜ふかし」のVTRで「私ごとで恐縮ですが、1月末で日本テレビを退社することになりました」と報告。MCのマツコ・デラックスが「上田がフリーになるわよ。何をするつもりなのかね? 女優? 主演映画のオファーとかきてるのかしら」と笑わせた。

 素朴な人柄とは裏腹に夢は大きい。実際、本人も女優業にも色気を見せる。

「ナレーション、声優、ラジオ、バラエティー、文章を書くこと、お芝居…挑戦してみたいことがたくさんあります。みなさんに楽しんでいただけるようになることが、今の私の一番の目標です」

 野球が大好きだといい「たくさんの方と、心のキャッチボール、会話のキャッチボールができたらいいな」と、まるでアナウンサーの面接試験の際、言うような上手なコメントを駆使して抱負を語る。

 入社した事務所には笑福亭鶴瓶、よゐこ、森脇健児、ますだおかだ、TKO、堀ちえみ、キンタロー。ら人気者がずらり。

 先輩に向け「まだタレントとして“梅”の実も成っていないような私ですが、“竹”、“松”と成長していけるように頑張りますので、ご指導のほど、宜しくお願い致します!」と、所属事務所名を入れながら、そつのないところを見せつけた。