歌手の由紀さおり(67)が28日、神奈川県内でライブ「VOICE&VOICEⅡ」を行った。
 
 昭和歌謡を若い人に伝えたいという思いから一昨年にカバーアルバム「VOICE」、昨年は「VOICEⅡ」をリリース。普段の童謡コンサートとは違うものを歌いたいという由紀の思いからライブが実現した。
 
 ステージではちあきなおみの「四つのお願い」や、いしだあゆみの「ブルー・ライト・ヨコハマ」など14曲を熱唱。「60年代には先輩たちが残してくれた良い歌がいっぱいある。それを発表する場をつくってもらえて、うれしい」とライブに満足の様子だった。
 
 いまは毎朝、体重計に乗ることで健康管理をしている由紀。「これからも、歌手をやっていく上でメンテナンスをしっかりしないとね」。当面の目標は2020年の東京五輪。「オリンピックに至るまでどう変わっていくのか興味がある。その中に身を置いて何かお役に立つことができればうれしい」と語った。
 
 また、世間を騒がせているSMAP解散騒動にも言及。「お一人おひとりが個性的で上手にやられている。そのなかで5人で一つのものを作るというのは、大人の知恵が必要になってきたのかなと。支えてくれる大きな事務所を飛び出すのも大変なんじゃないんでしょうかね。でも、みなさんがホッとしているんじゃないかと思います」と語った。