福島県出身の美人歌手・津吹みゆ(19)が26日、都内で新曲「望郷恋歌」(2月3日発売)の発表会を開いた。

 力強く圧倒的に伸びやかな歌声が特徴の津吹は、まだ10代ながら“演歌界の次代を担う逸材”と期待されている。高2でNHK「のど自慢」に出場して注目を浴び、作曲家の四方章人氏に2年間みっちりレッスンを受けた。

「おかげさまで1年前のデビュー曲『会津・山の神』がヒットし、この曲を出すことができた。デビュー曲より、やさしさや女性らしさが増した曲で来月、20歳になる私にぴったりだと思う」と話し、ヒット祈願のだるまに目を入れた。

 先日は地元の矢吹町に戻って成人式に出席。「大震災のあの日以来、5年ぶりに皆と顔を合わせた。男の子は野球部で髪が短かったのに、長くして染めているので全然わからなかった。残念ながらかっこいい子はいなかった」と苦笑した。

 出身地の偉大な先輩に、昨年までDeNAの監督を務めた“ゼッコーチョー男”中畑清氏(62)がおり、昨年12月に開かれた慰労会で歌唱したという。「中畑さんは名誉町民。私も皆さんに恩返しできるよう初心を忘れずに頑張る」と尊敬する先輩に飛躍を誓った。

 と、バッチリ決めた津吹だったが「慰労会で衣装を着たままトイレに行きたくて走っていたら、段差に気づかず、けつまずいておっ転んだ。ヒザに青タンができて、1か月以上たつのにまだ痛い」と顔を赤らめて告白した。端正なルックスに似合わず、かなりの“天然”のようだ。