差別騒動まだ続くアカデミー賞

2016年01月27日 10時00分

 アカデミー賞がとんでもないことになっている!! 来月28日に開催される「第88回アカデミー賞」授賞式への出席をボイコットする流れが活発化している。理由が「候補は白人ばかりで差別的だ」というものだけに、簡単に決着しそうもない。

 奇才スパイク・リー監督(58)や俳優ウィル・スミス(47)がすでに欠席を表明。ソーシャルメディアでも「#OscarsSoWhite」(オスカーは白人ばかり)というハッシュタグで、同賞主催者を批判するメッセージが拡散。米国内で論争を呼んでいる。昨年に続き、今年も主要部門「監督賞」「主演男優賞」「主演女優賞」「助演男優賞」「助演女優賞」の各候補5人ずつが全員白人という事態に。これには同賞を主催する米映画芸術科学アカデミーの黒人会員らが猛反発。スパイク監督やウィルらが授賞式ボイコットを発表している

 ヒップホップMCの50セント(40)や黒人俳優タイリース・ギブソン(37)らが、授賞式で総合司会を務める黒人コメディアン、クリス・ロック(50)にホスト役を辞退するよう求めている。

 スパイク監督はネットで「われわれ黒人は演技ができないというのか?」と怒りをあらわにし「この国で黒人はハリウッドでトップになるよりも、大統領になるほうが簡単らしい」と米映画界の閉鎖性を皮肉った。

 この批判を受け、同アカデミーは早速、選考を行う会員の人種や性別の構成を見直し、白人以外や女性の割合を倍増させると発表した。

 一方、この対応に、英国出身の主演女優賞候補シャーロット・ランプリング(69)からは「白人への逆差別」との声も上がっているだけに、まだまだひと悶着あるかもしれない。