大関琴奨菊(31=佐渡ヶ嶽)の大相撲初場所優勝を大興奮で喜んでいる10代のアイドルグループがいた。昨年末の「輝く!日本レコード大賞」(TBS系)で「最優秀新人賞」に輝いた8人組グループ「こぶしファクトリー」(リーダー・広瀬彩海=16)だ。

 こぶしは昨年9月にメジャーデビューシングル「ドスコイ!ケンキョにダイタン」の発売イベントを行った。そのスペシャルゲストとして、元大関琴欧洲の鳴戸親方と琴奨菊が登場。琴奨菊が「アイドル界の番付が上がるように」とお祝いの四股を踏み「いまはまだ幕下付け出し。頑張って番付を上げて」とエールを送っていたのだ。

 同曲は相撲をモチーフにした振り付けがとてもユニークで話題を呼び、レコ大最優秀新人賞を獲得するまでになった。

「四股を踏んだり、相撲を取る振り付けがなんともコミカルで、アイドルらしからぬ斬新さがあって、彼女らのファンが相撲に親しみを持つようになった。今回の琴奨菊の優勝で、デビューイベントの時の映像も流れるでしょうし、こぶしの主なファン層に当たる10代の女の子たちにも、より相撲が認知されることになるだろう」(テレビ局プロデューサー)。この「相撲×アイドル」の異色コラボは思わぬ相乗効果をもたらす可能性を秘めている。

 こぶしのリーダー・広瀬はブログで「大関 琴奨菊関、優勝おめでとうございます! メンバーや家族と共に陰ながら応援させて頂いていたので、とっても嬉しいです!(中略)これからも琴奨菊関の活躍に負けじとこぶしファクトリー8人で一丸となって頑張りたいと思います。本当におめでとうございました!!」とコメント。優勝に負けないくらいのヒットを飛ばしてほしいところだ。