ファン投票で選ばれた楽曲をランキング形式で披露する恒例ライブ「AKB48単独リクエストアワーセットリストベスト100 2016」の最終日公演が18日、東京ドームシティホールで開催された。

 対象曲543曲の頂点にはアルバム「ここがロドスだ、ここで跳べ!」に収録された松井珠理奈(18)のソロ曲「赤いピンヒールとプロフェッサー」が。2位はチーム8の「47の素敵な街へ」で、3位はNHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」主題歌として話題を集めている「365日の紙飛行機」が選ばれた。

「365日の――」センターを務めた山本彩(22)は「私にとってAKB48で初のセンター、朝ドラの主題歌ということで、特別な楽曲。また一つみなさんと思い出が作れて、大切な曲になりました」と感謝した。

 テレビ局のスタッフは「26日に生放送される『NHK歌謡コンサート』にもソロで山本が弾き語りで『365日――』を披露する予定です。アイドルとしての出演は℃―uteの鈴木愛理などの例があるが、異例のこと。幅広い層に受け入れられているから」と指摘。同曲が収録されている12月発売のAKB42枚目シングル「唇にBe My Baby」も今なお売れ続けているが、ここに来て思わぬ“SMAP余波”に見舞われているという。

「大手配信チャート・レコチョクで発売して約1か月後にもかかわらず『365日――』は1月13日付の週間ランキングで1位を獲得。今後も快進撃が続くことが予想されましたが、最新のランキングでは『世界に一つだけの花』が1位を取るのは確実な状況です。AKB48とすれば、想定外の事態だと思いますね」(前同)

 SMAPの解散騒動で、ファンが「世界に一つだけの花」の購買運動を呼びかけたが、これが、ランキングに大きく影響を与えているというのだ。

 18日付のレコチョクのデイリーランキングを見ても、20位以内に過去のSMAPの曲が5曲を占める事態に。他のアーティストたちもしばらくの間は“SMAP余波”に悩まされそうだ。