新年早々、芸能界に激震が走っている。SMAP解散騒動がまだ着地点が見えない中、「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)が大混乱。18日放送の内容を大幅に変更。急きょ生放送になり、メンバー5人全員が視聴者に「ご心配をかけて申し訳ありませんでした」などと騒動を謝罪した。だが、この騒動で最も影響を受けそうなのが、バラエティー番組「中居正広の金曜日のスマたちへ」(TBS系)だ。毎回10%以上の安定した高視聴率番組だが、騒動のダブルパンチを受け、番組存続の危機に立たされている。

 18日、SMAPメンバー5人全員が解散騒動後初めて公の場で口を開いた。同日放送の「SMAP×SMAP」で視聴者に5人がそれぞれ「ご心配をかけて申し訳ありませんでした」などと、騒動を謝罪した。そして番組内で「これから自分たちは、何があっても前を見て進んでいきたい」などと述べた。SMAPは存続するという関係者はいるが、不透明だ。

 木村拓哉(43)が番組の冒頭で謝罪の言葉を発したが、テレビマンの視線はむしろ「金スマ」に集まっているという。

「司会がSMAPの中居で、レギュラーにベッキー(31)がいますから。さすがに番組スタッフは頭を抱えていますよ」とTBS関係者。

 SMAP育ての親・I女史がジャニーズ事務所から独立するにあたって、付いていくと表明し、先頭に立ったのが中居正広(43)だった。「いの一番にI女史に追随すると表明したのが中居です。SMAP内では木村拓哉と並んで発言力、影響力がある中居だけに、今回の件でメリー喜多川副社長の怒りを最も買っており、厳しい立場に追いやられている」と芸能プロ関係者。

 独立組の4人の中では、ジャニーズ事務所に謝罪して“元サヤ”に戻る動きもあるが、中居がジャニーズ事務所退社となれば、グループ名のSMAPを名乗ることはできない。

「仮に番組が存続したとしても“スマ”と入っている『中居正広の金曜日のスマたちへ』という番組名を使うことは不可能となる」(前出関係者)という。

 一方、不倫騒動の渦中のベッキーの存在も、番組の大きな“足かせ”になっている。

「テレビ局的には、SMAP解散よりもベッキーの不倫騒動の方がヤバいかも。なぜならスポンサーの問題に直結しますから。特に『金スマ』は女性をターゲットにした番組で、不倫はかなりのマイナス。つい先日もベッキーの関係者が各テレビ局を謝罪行脚していましたが、それでもスポンサーがNOと言ったらどうしようもない」とテレビ局関係者。

「打ち切りが決定しているわけではないが、少なからず今後について検討に入っているのは事実。TBSとしては毎回2桁の視聴率がコンスタントに見込める番組とあって、本来ならば終わらせたくないが、さすがにそうも言っていられない状況」と大手芸能プロマネジャー。

 また、SMAPとベッキーといえば、大阪のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」でも接点があった。一昨年、ベッキーは「ファンクラブ会長」という肩書で「USJ大使」を務めるSMAPと同じイベントに出演したこともあったが、一部報道によると、すでにベッキーは同会長の立場を離れているという。

 人気者のSMAPとベッキーだけに、その及ぼす影響は甚大なものとなっている。