SMAP解散問題で渦中の人となった育ての親・I女史の“異変”が、昨年大みそかのNHK紅白歌合戦で多数の関係者に目撃されていた。

「ジャニーズ事務所退社を決めていたI女史は、紅白での様子も例年とは違いました。例年ならSMAPらのリハーサルを客席で見るのですが、今年はほとんど客席の後方で立ったまま見つめていた。ライバル関係にある藤島ジュリー景子氏(副社長)がステージ全体を見渡せる客席のど真ん中に陣取り、足を組みながらケータイをいじる姿とは対照的。“勝負付け”が済んだような光景でしたね」(NHK関係者)。I女史の吹っ切れぶりは異様さを醸し出していたという。

「番組特別企画『アニメ紅白』のため、着ぐるみのピカチュウ、ポッチャマらキャラクターが出演した。リハーサルの舞台裏で、I女史はピカチュウらに『かわいい~!』と大はしゃぎ。しまいには手を振りながら『ピカチュウ!』と甲高い声でマネをするほどでした。あまりのハイテンションぶりに周囲も戸惑ったほど。Iさんのそんな姿は、最後の紅白を楽しんでいる感じでもありました」(前同)

 紅白で例年のぞかせるI女史のSMAPへの熱い思いも、今年に限れば冷静だった。

「例えばSMAPが大トリを務めた2013年、AKB48の大島優子がサプライズで卒業発表したんですが、I女史は『え! え! 私、聞いてない! ちょっと待って!』などと錯乱状態に陥るほど大騒ぎ。その後、事前に説明していなかった紅白スタッフに大激怒した。しかし、大島、前田敦子がサプライズ出演した昨年の紅白は何事もないように笑顔で見つめていたほどだった。その時はすでに心が折れてしまっていたのかも」(芸能プロスタッフ)。さらに、別のNHK関係者からは“決定的な言葉”も漏れてきた。

「リハーサルで、I女史寄りの紅白スタッフにも『今年で最後だから』と笑顔で伝えていたと言いますからね。I女史が芸能界を離れる噂も漏れ伝わっていますが、もう紅白に関わることはないと思っていたのかもしれない」(前出のスタッフ)

 今となっては腑に落ちるエピソードか。