人気バンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル・川谷絵音(27)との不倫疑惑が発覚したタレントのベッキー(31)が、9日放送の生番組「にじいろジーン」(フジテレビ系)で騒動後初の仕事に臨んだ。出演者と笑顔で会話を交わすなど、騒動を感じさせない姿が印象的だったが、実際は心労による睡眠障害で、ここ数日間で激ヤセしてしまったという。そんなベッキーに追い打ちをかける新たな試練が…。

 不倫騒動渦中のベッキーが午前8時半スタートの「にじいろ――」に生出演した。

 番組冒頭で騒動に触れることはなく、白のタートルネック姿で「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」とあいさつ。MCの山口智充(46)が女優・三浦理恵子(42)と街を散策するVTRが流れると、その様子を笑顔で眺めるベッキーの顔が何度もワイプで抜かれた。

 ゲス極・川谷との不倫略奪疑惑は7日発売の「週刊文春」で発覚。雑誌発売前の6日夜には緊急会見を行い、騒動を謝罪するとともに川谷との関係について「友人」であることを強調した。関係者によれば「文春記者に直撃取材された4日からほとんど寝ていない状況が続いている。彼女は会見前に川谷と『二度と会わない』と所属事務所に誓ったが、事の重大さに憔悴しきっており、ここ数日で3キロ近く激ヤセしてしまったそうだ」という。

 会見時と比べると、この日のベッキーの頬のこけ具合はあまり目立たなかったが、これは厚めの化粧によるもの。タートルネックで激ヤセぶりを隠す念の入れようで“完調”には程遠い状態。芸能界からは「とくダネ!」キャスターの小倉智昭(68)や「ナインティナイン」の岡村隆史(45)らがベッキー擁護の声を上げ、所属事務所の先輩であるカンニング竹山(44)は「あいつ本当にいい奴で俺と違って本当に真面目な奴なんで今回だけは許してあげてくんねぇ~かなぁ~。お願いします!」とツイートしたが、取り巻く環境は悪化の一途だ。

 10本あったCMのうち、「太田胃散」は別商品のものに差し替え、「ローソン」もCM放映の一時中断を決定。

 写真スタジオ「スタジオアリス」も店頭の広告物を順次取り下げていくという。現時点で変更を検討していないのは通信関連会社「ケイ・オプティコム」のみという惨状だ。

 テレビ各局も対応に追われている。ベッキーが出演する某人気番組では「スポンサーの反応次第では、別番組に差し替えることも検討している」(番組関係者)という。

 広告業界の“ベッキー離れ”が今後、テレビ業界にもあっという間に波及するかもしれない。

 一方で情報番組などでは“ベッキー特需”に沸いている。テレビ関係者の話。

「ベッキーの不倫を報じている時間はほかに比べて5ポイント近く視聴率が上がっていたんです。最近だとフィギュアスケートの羽生結弦選手の話題を扱った時も一時的に数字が上がっていたんですが、それでも2~3ポイントほど。ベッキーは羽生選手の倍近い数字を持っているんです」

 しかも、ベッキーの映像は“使い放題”。「羽生選手などは大会の映像使用にもいろいろ制限が生じたりするのですが、彼女にはない。不謹慎かもしれませんが、新年の“お年玉”といった感じです」(同)

 思わぬ形でタレントパワーを見せつけたベッキーだが、試練はまだまだ続く――。