映画「シン・ゴジラ」に登場するゴジラとみられる画像が米国の複数のゴジラファンサイトに流出。SNSを通して日本でも拡散している。


 7月29日に公開される「シン・ゴジラ」は2004年の「ゴジラ FINAL WARS」以来、約12年ぶりとなる日本製ゴジラ映画の新作。総監督、脚本をアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」などで知られる庵野秀明氏(55)、特技監督を平成「ガメラ」シリーズや実写映画「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」の樋口真嗣氏(50)が務めることでも話題だ。


 長谷川博己(38)、石原さとみ(29)、竹野内豊(45)と豪華なキャスト陣は既に発表されているが、今作の主役といえばやはりゴジラ。「シン・ゴジラ」の情報はティーザービジュアルでのシルエット、ハリウッド版を含めた全「ゴジラ」シリーズで最大となる体長118・5メートルであることは発表されているが、予告編映像でもその姿は明かされていなかった。


 そんなベールに包まれた「シン・ゴジラ」だが、日本時間4日に米国のゴジラファンサイトを中心に画像が流出。掲載されると瞬く間に世界中に拡散した。


 画像は全部で4枚で撮影で使われたゴジラのボディースーツとみられる。画像はかなり荒い。中の1枚にはティーザービジュアルとそっくりの横顔のものも見られる。


 流出したゴジラの姿だが2014年のハリウッド版ゴジラが首がなくもっさりしていたことに対し、流出した画像のゴジラは首が長く1954年の初代ゴジラの姿に似ている。肌はケロイドのように所々ただれたように赤く、「ゴジラ」のテーマであった原爆への恐怖を思い起こさせる。海外ファンたちはその姿に「かなりおっかない」「ゾンビゴジラだ」と感想を述べている。


 流出元は配給会社である東宝に近い関係者のフェイスブックからというが、画像が本物かどうかは不明。真相は公式発表を待つしかなさそうだ。