「第66回NHK紅白歌合戦」(31日、東京・渋谷区のNHKホール)、過去5回紅組司会を務め、初の総合司会を務めた黒柳徹子(82)は、無事に大役を果たした。

 放送時間は4時間半の長丁場。高齢のため体調を不安視されたが、黒柳は紅白のチェック柄のドレスでオープニングに登場した。「今年の紅白はエンターテインメントの決定版です!」と声を張り上げて番組を盛り上げると、紅組司会の綾瀬はるか(30)から腕を組まれる場面もあった。

 嵐のメンバー全員に今年のテーマ「ザッツ、日本! ザッツ、紅白!」について聞く場面では、1人ひとりの答えに「お~」を連発して、メンバーの苦笑いを誘った。

 番組後半では綾瀬に「若くてとっても清々しくて、すてきな司会でした」と言えば、白組司会の井ノ原快彦(39)にも「初の白組の司会、イノッチさん、あなたを拝見していて本当に素晴らしい司会者だと思いました」と賛辞。

 その場面で「危ない!」と言いながらよろめき、井ノ原に支えられる場面もあったが、全体的には不安視された体調も問題なかった。

 日本初のテレビタレントである生ける伝説が、紅白で新たな伝説を刻んだ。