【モー娘・石田亜佑美&尾形春水 新春大放談(4)】

 ——昨年12月29日発売の新曲「冷たい風と片思い」(ほか2曲)はどう?

 石田:尾形ちゃん、(ジャケットの)2列目にいるね。

 尾形:そうですね(笑い)

 石田:この曲は鞘師さんのフィーチャー曲で魅力詰まりまくりです。鞘師さん、ソロダンスがたくさんです。私が鞘師さんのダンスで好きなところは「縛り付けられてる」感というか。アクセントを取る時とか全力で取るんじゃなくって、控えめに取るんですよ。もっと言えば「限られた空間の中で全力で取る」というんですかね。

 ——軸がしっかりしている

 石田:私は全力で踊ってしまうタイプなんですよ。鞘師さんは控えめなんだけど、パワーはすごく伝わってくるんです。

 尾形:鞘師さんの衣装にも注目してください。

 ——「ENDRESS SKY」は

 石田:私は何回聴いても泣いちゃう。鞘師さんが最後の武道館で涙しながら歌っていた「泣くわけないでしょ泣くはずがない 自分で選んだ未来だから」という部分が特にです。

 尾形:あそこで泣くの反則! こっちまでもらい泣きしそうになりました。

 石田:本当に! 説得力がありましたよね。感動的な歌詞なんだけど、明るい未来が見える歌。

 尾形:収録の時も鞘師さんが歌っているのを見て、メンバーみんな泣いていました。鞘師さんの涙って、あんまり見たことがなかったので、驚きました。

 ——全編英語歌詞の「One and Only」は

 尾形:私がモー娘に加入してからの新曲は、かっこいい曲ばかりで、明るくて元気な曲をやったことがなかった。この曲で初めて元気な曲を歌うことができました。PVでは心から笑顔で撮影できました!

 石田:この曲だけは英語の発音完璧です! 帰国子女の野中ちゃんに教えてもらったり、チェックしてくれる先生がいたんですけど、その知り合いの外国人の方が聴いてもちゃんと伝わったんです。

 尾形:野中ちゃん、英語が得意で、この曲で輝けるからうらやましいなーと思っていたんですけど、ディレクターさんからは「尾形は日本語も不安やのに、英語の曲なんてできるんか?」って言われて(笑い)。悔しいことだらけで、負けないように頑張りました。のびしろを信じて!

 石田:フィギュアスケートが得意な尾形ちゃんが輝ける歌は、氷の上で歌うやつかな?

 尾形:それに大阪弁ですねぇ(笑い)。最近はスケート全然やってないんですけどね。みんなが特技でお仕事いただいているので、私もスケートのお仕事いただけるように頑張りたいです!(つづく)