女優・江角マキコ(49)にとっては、なんとも厳しい年越しとなった。

 フジテレビ系の情報番組「バイキング」の“卒業”に続き「ぐるぐるナインティナイン」(日本テレビ系)のコーナー「グルメチキンレース ゴチになります!」も“クビ”が決定。立て続けに2本のレギュラー番組を失ったのだ。

 昨年夏、一部週刊誌の報道により長嶋一茂宅への落書き騒動が発覚。当時、江角と一茂氏の子供は同じ学校に通っており、母親同士のトラブルになった江角が元マネジャーに指示したと報じられ、従来の“江角は清く正しく強い女性”というイメージは一気に崩壊し、窮地に追い込まれた。

 この時も番組降板がささやかれたが「江角サイドが関係各所に泣きつき、なんとか即追放とはならなかった。特に女性の反感を買ったことから、主婦層がターゲットの昼番組『バイキング』のレギュラーの座が危ぶまれたが、夫がフジテレビ局員であることがプラスに働いたようだ」と芸能プロ関係者。

 だが、あれから1年。「義理は果たした」とばかりに「バイキング」の卒業が決定。続けて「ぐるナイ」もクビが決まった。残るレギュラー番組はTBS系「私の何がイケないの?」だけになった。「『私の――』は司会とあって外しづらいことは確かだけど、こちらも安穏とはしていられない。来年春にも“卒業”、もしくは番組リニューアルという説は根強い。あの騒動後はすっかりおとなしくなったが、それ以前は『江角はなんであんなに偉そうなの?』とボヤく出演者もおり、タレントサイドからの評判も良くなかった」とテレビ局関係者。

「ぐるナイ」のクビが決まった後、今後について「家族の時間にしたいですね。(番組内でメンバーの母のようなポジションだったが)本当のお母さんに戻りたい」と漏らした江角。来年にはいよいよ“事実上の引退状態”が現実のものとなり、たっぷりと家庭の時間を取ることができるだろう。