早めの交代となるか。スタートこそ良かったものの、以後はイマイチ伸び悩んでいるのが新相棒に反町隆史(41)を迎えたドラマ「相棒 season14」(テレビ朝日系、水曜午後9時)。さすがに最悪の事態こそなかったが、「次の相手探しが早まるのでは?」との声も聞こえてきた。

 法務省キャリア官僚という過去にない設定で登場した反町。期待感の高まりもあって10月14日の初回は18・4%とまずまずの滑り出しだったものの、その後は15%前後を推移している。

「このクールは完全に話題を『下町ロケット』(TBS系、日曜午後9時)に持っていかれてしまった。12月9日オンエアの8話では12・9%とかなり危険水域に近づいていました。翌週の16日放送分は15・0%に持ち直しましたが」(制作会社関係者)

 もともと今回の新キャストは少々いわくつきとみられていた。「テレ朝も主演の水谷豊さんも納得のキャストではなかった。だから、スタートでコケれば1クールでの交代案(相棒は2クールが通例)もあったほど。そのため法務省からの出向という“異動”させやすい役柄設定にしたとも言われています。今回、1クールで降板という最悪のケースこそ免れましたが、局内ではこのままジリジリ落ちていくようなら、途中交代もあるのでは?って言われ始めましたよ」(同)。

 仮に水谷が心地よく演技ができても、数字が伸び悩めば“英断”が下されるのが「相棒」の世界。

「伸びない理由はいろいろあるでしょう。それこそ『相棒』というコンテンツに限界がきたという声もあるくらいです。ですが、数字が悪ければ結局“反町さんが”ってな話にはなりますよね。さすがにまだ具体的にどうこうとまでは動き出してませんけども」(同)

 次回シーズンが始まるとみられる来年10月まで反町は出向していられるのか。2クール目の挽回が期待される。

(視聴率は関東地区、ビデオリサーチ調べ)