平浩二 パクリ騒動に便乗しない理由

2015年12月19日 10時00分

平浩二

 1970年代の名曲「バス・ストップ」で知られるベテラン歌手の平浩二(66)が17日、東京・池袋の豊島公会堂で、音楽番組「スター紅白歌合戦」(テレビ埼玉)の公開収録に臨んだ。

 平といえば今年5月に出した新曲「愛・佐世保」のカップリング曲「ぬくもり」の歌詞が、今月になってMr.Childrenの「抱きしめたい」(1992年発売)を“パクっている”と指摘されCDが自主回収となった、まさに時の人。

 この日は平が“幻の名盤”(?)となってしまった「愛・佐世保」を歌うとあって、会場には報道陣も多数駆けつけたがマスコミは完全シャットアウト。主催者は「平さんが『マスコミが来るなら参加しない』と非常にナーバスになっている」と説明した。

 だが、そもそも作詞したのは沢久美氏(70)というディナーショーの企画を手がける会社の代表であって、平に何ら落ち度はない。昨今、スキャンダルやプライベートを切り売りしていると評される歌手さえいるこの世界だが、平はこの“パクリ騒動”に乗じて露出の機会を増やす気はサラサラなさそうだ。

 徳間ジャパンのHP上で「歌詞の内容は確かに酷似しており、大変驚愕いたしました。(中略)一歌い手として大変申し訳なく思います」とコメントを出しただけ。

 その理由を関係者は「平さんはとてもまじめな人柄で、機に乗じてメディアに露出しまくって炎上商法をしたいと思うようなタイプではない」と話す。

 この日も、出演を終えて会場を後にした平に報道陣が「どんな気持ちで歌ったか」「沢さんと話したか」などと声をかけたが、会釈するだけで車に乗り込み、窓を開けて「(今は)ちょっと…」とだけ言って走り去った。