米国・ニューヨークで11月10日に開催された米人気ランジェリーブランド「ヴィクトリアズ・シークレット(VS)」のファッションショーは、毎年この時期恒例の一大イベント。専属契約のスーパーモデルたちは「エンジェルズ」と呼ばれ、背中に羽をつけ、パンティーを股に食い込ませ“ドヤ顔”でランウェイを練り歩く。先日来日したミランダ・カー(32)もこのエンジェルズ出身だ。

 今年は記念すべき20周年。ショーの模様は今月(12月)8日、米3大ネットワークのひとつCBSが放送。日本では来年1月10日、海外ドラマ専門チャンネルAXNが独占放送する。

「女子はうっとり、男は鼻の下をのばして見るんだろうけど、ゲイも大好きですよ。キラキラした世界トップクラスのモデルたちが、下着姿で火花を散らすわけでしょ。ビッチ感たっぷりだし、実はみんな裏じゃ仲悪いみたいな妄想もできるし(笑い)。僕の友達も毎年欠かさず録画してます。ガチムチのオッサンですけど」とはファッション好きのゲイ。

 今年のトピックは、ケンダル・ジェンナー(20)とジジ・ハディッド(20)が、ゲストモデルとしてVSのショーでデビューしたこと。米ファッション関係者が解説する。

「ケンダルは今一番ホットなモデルで、“お騒がセレブ一家”カーダシアン家の末娘。実父は今年、65歳にして性同一性障害をカミングアウトし女性になり、異父姉はあのキム・カーダシアンです。フォロワー数4000万人超えを記念し胸ポロリ写真をインスタグラムにアップするなど、ビッチさはキム顔負け。ジジも元スーパーモデルの母をもち、ケンダルとジジは今年、テイラー・スウィフトのヒット曲『バッド・ブラッド』のミュージックビデオに出演してます」

 VSのショーは毎年、旬なアーティストが登場し、エンジェルズたちと絡んでライブを披露するのも見どころの一つだ。昨年、一昨年と連続出演したテイラーは、2年前こそ「もともとカントリー歌手で、日本で言えば氷川きよしみたいな演歌界のアイドルみたいなもんだし…」(同関係者)と派手さに欠けたが、今やインスタのフォロワー数世界一(約5900万人)を誇る超人気歌姫にまで上り詰めた。

 ケンダルやジジもそうだが、テイラーと友達のモデルや歌手たちは、互いのインスタ投稿に登場し合うことでステータスを上げているとの指摘も。で、このテイラーの友達軍団の中から今年のVSファッションショーには、インスタフォロワー数世界2位(約5600万人)で全米ティーンに大人気のセレーナ・ゴメス(23)が初登場。10月発売のニューアルバムから2曲披露したのだが…。生で見た同関係者が振り返る。

「セレーナのことは知ってても曲は誰も知らないの。新曲も、新曲じゃないほうも知らなくて、ライブが始まったらみんな“何? この曲”って顔を見合わせてました。自分も初めて聴いた。だから観客は全く盛り上がらなくて、最悪。前座で出たグループより、曲の知名度はない、みたいな(笑い)」

 セレーナと言えば今月4日、ロサンゼルスで女優仲間のバースデーパーティーに出席し、人気男性アイドルグループ「ワン・ダイレクション」のナイル・ホーラン(22)とキスやハグをしてイチャつき、翌日夜にはサンタモニカで遊園地デートしていた。かと思えば、5年前からくっついたり離れたりを繰り返している人気“ヤンチャ系”アイドル、ジャスティン・ビーバー(21)との復縁説が出たりと、私生活は相変わらずお盛ん。

「セレーナはしょせん、ジャスティンの元カノどまりだった」(前同)とまでコキ下ろされては、本業ももうちょっと頑張ったほうがいい。