“バイク芸人”チュートリアル・福田充徳(40)が13日、川口オートレース場で行われた、ロードレース出身のオートレーサーと現役全日本ロードレーサーが戦う「オーバルスーパーバトル in川口2015」に参加。2年連続Vを果たした。

 福田は昨年、オートレーサーと全日本ロードレーサーの夢対決「GP2レーサーVSオートレーサー」で、圧倒的ハンデ(450メートル)を武器に初代王者に輝いた。今回出場したのは「KTMワンメイクレース」の第1ヒート、第2ヒート。福田(ハンデ0)のほか、JSB1000クラスのJ・フーリントン(ハンデ250)、寺本幸司(同)、須貝義行(同)、ロードレース出身のオートレーサー・佐藤裕児(飯塚=ハンデ300)、青山周平(船橋=同)、青木治親(川口=同)、岩田裕臣(川口=同)の8人が出場した。

 第1ヒートは小雨(湿走路)の中でスタート。昨年よりハンデが軽くなったが、福田は追いかけるプロライダーを寄せつけず、約100メートル差をつけゴールラインを駆け抜けた。

 第2ヒートはスタートでもたついた福田をプロライダーがアッという間に抜き去った。福田の連勝記録がストップするかと思われた終盤、後方を走っていたフーリントンが転倒。赤旗が振られ、レースは打ち切りとなった。

「いろいろあって、ごめんなさい。でもレースが中止ということは僕の連勝記録は継続ですね。ありがとうございます」と話した福田は「もっとバイクレースを知ってもらいたいし、ボク以外のバイク芸人も出てくれたらな、と思う」とモータースポーツの発展を願った。