ジャニーズの「Hey!Say!JUMP」の人気がいよいよ本物となってきた。

 今夏、司会を務めた日本テレビ系「24時間テレビ」あたりから、一気にグループとしての人気を高めていったJUMP。「当時はゴリ押し、バーターなどとも言われていたJUMPですが、いまやトップグループの仲間入り。それに、ファンのJUMPへの熱の入れようは、嵐がブレークしたころの雰囲気に似ています」とはテレビ局関係者。

 その「雰囲気」はコンサートに表れているという。

「ひと昔前のJUMPのコンサートというと、本当に会場が埋まらなかった。ほかのデビュー前のグループなども抱き合わせてやったりしていた。JUMP以外のファンの子たちも含めて会場を埋めていた時期もあったけど、その子たちの出番が終わると帰っちゃうから、いざJUMPが出てきたときはガラガラとかね。悲惨なものでした。それが、つい最近のコンサートではメンバーが出てくる前から、ファンが名前を呼ぶ声があちらこちらから出てくるし、ちょっと異常な熱気が出始めている。本物になってきたと感じさせました」(同)

 今年は大みそかに京セラドームで初のカウントダウンコンサートを行う。発表された当時は「本当にJUMPで京セラが埋まるのか?」と疑問の声すら聞かれたが、今では「問題ないでしょう。むしろ高倍率が予想されているくらい」(芸能関係者)だという。

 そんな人気の一端が垣間見られたのが、今月、セブン—イレブンとコラボし、関連グッズが当たるくじを販売したときのこと。

 前出の芸能関係者は「ほとんどのところで一日で完売だったそうです。ファンの一番のお目当てはメンバーの顔写真を使ったハンガーだったようで、ネットオークションでは何倍もの値段につり上がっている。しかも、本当かどうか分かりませんが、ハンガー欲しさに万引き事件も発生したみたい。まあ、とにかくそれほど人気が高いってことですよ」。

 JUMPのブレークのきっかけは、マネジメントの担当をI女史からジュリー副社長に代えてくれとメンバーが直訴したことから始まる。

「自分を慕ってくれればかわいいもの。『24時間テレビ』じゃないけど、ジュリーさんのプッシュはすごかったですよ。山田涼介を中心にドラマや映画に入れ込んでみたり、全体のメディア露出を一気に増やしていった。もともと山田や知念侑李なんかは素材がいいものを持っていますからね。露出増がそのままファン増につながる」(前出のテレビ局関係者)

 フィーバーは始まったばかりかもしれない。