路線変更で“落ち目”評価を回避できるか!? 俳優・斎藤工(34)が、来年1月からスタートするドラマ「臨床犯罪学者・火村英生の推理(仮)」(日本テレビ系)に、窪田正孝(27)とダブル主演する予定だ。このドラマ、ブレークした路線とは違ったシリアスもの。斎藤は新たな世界観で人気の急降下に歯止めをかけたいが、果たして――。

 斎藤といえば昨年、上戸彩(30)との不倫ドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」(フジテレビ系)で一気にブレーク。セクシー俳優として注目を浴びた。

 しかし、その後は鳴かず飛ばず。今年4月クールで主演した「医師たちの恋愛事情」(フジテレビ系)は平均視聴率が8・5%で、期待したほど数字は伸びず。今クールは「オトナ女子」(フジテレビ系)にゲスト出演したが、視聴率を上げる起爆剤にはならなかった。

「“賞味期限切れ”とか“ベッドシーンに飽きた”とか言われてしまっているのが、今の斎藤の評価でしょうね。もともと下積みの長かった俳優で、何でもできるタイプなのに、『医師たちの――』でも『オトナ女子』でも、結局『昼顔』の路線のままのイメージで使われていますから。局としても『昼顔』よ再びと思っているのでしょうが、あれだけで判断されては、ちょっと使われ方がかわいそう」とは、ある芸能プロマネジャー。

 それを払拭するのが、来年1月クールの「火村英生の推理」だ。作家・有栖川有栖氏の小説「作家アリスシリーズ(火村英生シリーズ)」が原作。斎藤は犯罪学者の火村英生役で出演する。

「ストイックに犯罪捜査を進める役どころ。今までとは全く逆な、シリアスな演技が求められる。相手も、あの『デスノート』で高評価を得た窪田ですからね。斎藤にとっても新たな一面を見せられるはずです。日テレでの起用も、彼にとっては新境地で臨めるでしょうし、エロ路線だけじゃないぞと、今までの“下降気味”という評価を覆す大チャンスでしょう」と前出のマネジャー。

 とはいえ、逆に言えば「これでコケたら…」というもの。ある制作会社関係者は「見る人によりけりでしょうが、斎藤は主役で出るよりも脇役で出たほうが光るし、存在感が増すという人はいますからね。シリアスなものをやらせてダメだったら、それこそ厳しいところに立たされるんじゃないか」。ここが斎藤にとっても勝負どころだ。(視聴率は関東地区、ビデオリサーチ調べ)