お笑いコンビ・ドランクドラゴンの鈴木拓(39)がまた炎上ネタを増やした。今年「スクラップ・アンド・ビルド」で芥川賞を受賞した作家・羽田圭介氏(30)とテレビ番組で共演し、収録後、羽田氏に対してブチギレし、すんでのところでスタッフに止められていたことがわかった。鈴木は「次に共演したら殴りかねない」(関係者)というほど激怒しているといい、破天荒作家で知られる羽田氏との“因縁”ができてしまったという。

“事件”が起きたのは10月上旬、ドランク・鈴木が出演した東海テレビの深夜番組「千原ジュニアのヘベレケ」(不定期放送)の収録後だった。

 番組は、千原ジュニア(41)がMC、高橋真麻(34)がアシスタントを務め、居酒屋を3軒ハシゴしながら、それぞれの店で待つ複数のゲストと合流してトークを行うという設定だった。

 鈴木はこの日の収録の最初のゲストとして登場。“炎上芸人”としての地位を築くきっかけになった人生初の炎上エピソードを披露するなど、気分良くトークを展開。5月に発売した自身の処世術をつづった初の著書「クズころがし」について「全く売れてない」と自虐ネタを披露するなどした。

 その後、2人目のゲスト・羽田氏と合流したのだが、これが怒りの導火線に火をつける結果に。

「最初は2人ともお酒が入って気分良さそうに話していたんですが、鈴木さんの本の話題になったとき、酔いが回った羽田さんが鈴木さんをイジり始めたんです。最初はおもしろがっていた鈴木さんも、羽田さんのぞんざいな態度もあってイライラを募らせていったんです」(関係者)

 10月末に放送された番組では、鈴木の本を知らなかった羽田氏が「クズころがし」というタイトルを聞いて「なんすか、それ?」と発言。鈴木が「お前の何だ、そのリアクション!」と返す場面が放送された。画面上は、鈴木も笑っており、芸人にとってはおいしい場面に見えたが、鈴木には腹に据えかねたものがあったようだ。

「収録は無事終了したんですがその後、スタッフの前で鈴木さんの怒りが爆発したんです。鈴木さんとの会話で、聞き返すときに『あ?』と見下すように言ったりする羽田さんの破天荒キャラに『失礼すぎるじゃないか!』と激怒し、直接本人に怒りをぶつけようと息巻いていた。スタッフが慌てて止めに入り、幸い2人が直接対峙することはありませんでした。お酒が入った状態でのこと。そこまで怒るほどのことではなかったと思うのですが、殴りかかりかねないくらいの勢いでした」(前出の関係者)

 羽田氏は芥川賞の受賞者発表をデーモン閣下風のメークで待つ姿がツイッターで拡散されるなど、破天荒キャラで知られる。その発言も独特で人によって好き嫌いが分かれるが、芥川賞受賞以降、テレビ出演が急増し、注目されている。

 今後も他のテレビ番組などで2人の共演は可能性があるだけに、別の関係者は「鈴木はああ見えて、ブラジリアン柔術をたしなんでおり、ケンカには自信がある。次に共演した場合は殴りかかりかねない。共演NGリストに考えないといけないかも」と、今回のことが“因縁”となり、一触即発の事態を案じている。