NHK連続テレビ小説「あさが来た」で五代友厚役を好演し、人気上昇中の俳優ディーン・フジオカ(35)が7日、大阪・堺市内にある大阪刑務所で一日刑務所長を務めた。

 この日始まった刑務所作業製品展示即売会などが行われる「関西矯正展」に合わせて、一日所長を務めることになったディーン。チェス好きだそうで、大阪刑務所の受刑者が作ったチェスの駒を手に取ると「丁寧に作られている」と感心した様子だ。

 また、網走刑務所内で育てられたA5ランクの牛肉などもあり「出展している品の数が多くてビックリしました。意外でしたね」と驚いた。

 テープカットでは「ディ~ン」と一緒に「五代さま~」と声を掛けられる場面も多く、「ディーン・ゴダイにそろそろ芸名を変えようかな」と笑顔で話した。

 福島県生まれのディーンは、これまでアジア圏を中心に活躍。国内2作目のドラマ出演となった朝ドラでのブレークに「今まで日本じゃないところの電波で出ていた。やっと日本のテレビで見られるのが、自分の家族にはうれしかったみたい。だいぶ遅いですけど、やっとおばあちゃん孝行できたかな」と照れくさそうに語った。