インドネシア・バリ島で挙式を行った女優の観月ありさ(38)と建設資材会社社長の青山光司氏(43)夫妻が6日、成田空港に帰国した。


 1日の挙式には俳優・渡辺謙(56)、女優・南果歩(51)夫妻も出席したが、4日に同島から海峡を挟んで東に位置するロンボク島のリンジャニ山が噴火し、火山灰が上空に上がった影響でバリ国際空港が5日午後まで閉鎖。渡辺夫妻は足止めを食らい、当初の予定と別ルートでの帰国を余儀なくされ、6日朝に帰国していた。


 バリ島は今年7月にも西に位置するジャワ島東部のラウン山が噴火し、空港が一時閉鎖されたばかり。噴火が連続し、イメージが下がってしまっただけに、地元の観光業界は今回、結婚式を挙げた観月に大きな期待をかける。


 バリ島は結婚式を挙げる芸能人カップルが多い場所。ここ最近ではオリエンタルラジオ中田敦彦(33)・福田萌(30)夫妻、水嶋ヒロ(31)・絢香(27)夫妻、田丸麻紀(37)、神田うの(40)らがいる。「バリ島で結婚式をした日本の芸能人は別れない、という“神話”もあったが、新山千春で途切れた。こうなったら少しでもバリの神々しいイメージを保つために、観月さんにはぜひ幸せでい続けていただきたいです」(地元観光業界関係者)


 こんな願いをするのも日本からの観光客が大幅に激減した背景がある。2000年以降、バリ島には日本からJALの直行便がなくなったり、現地でテロや日本人女性を狙うジゴロの事件が発生した。さらに東日本大震災のあおりを受け日本人観光客は激減。01年には36万人以上いた観光客が2014年には21万人台にまで減少した。


 他の外国からの観光客は今も順調に訪れているようだが、裕福で礼儀正しい日本人のバリ離れをさびしがる声は地元に多いという。「7月の時も今回も、空港は閉鎖されたけど、街の景観にはほとんど影響がなくて、今回も一部のビーチで普通に泳いでいる人はいた。たしかにインドネシアは火山地帯ではあるけど、日本からどんどん観光に来てほしい」(同)


 日本とバリ島の行く末を占う意味でも、観月夫妻は幸せな家庭を保ち続ける必要がありそうだ。