アメリカン・コミックの人気キャラクター「バットマン」に扮してバイクに乗る姿で話題となった「千葉ットマン」が31日、東京・銀座でハロウィーンのゴミ拾いパレードを行った。

 パレードは来年3月公開の映画「バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生」のPRの一環として行われたもので、映画の公式ホームページから応募した60人が参加した。

 思い思いのアメコミキャラに扮し、六本木と銀座の2か所に分かれて、それぞれ5キロの道のりをパレードをしながらゴミ拾い。2グループ合計で約16キロのゴミを集めた。

「千葉ットマン」も一般ファンと同じくHPから応募し参加。ゴミを拾うトングは市販の物に自ら溶接してバットマンマークをつけた“特注品”だ。

 映画やコミックでは宿敵のジョーカーとも協力して街をきれいにし「缶とかペットボトルが多かったですね。あとたばこの吸いがら。ポイ捨てはNGです」とヒーローらしく注意した。

「千葉ットマン」が本家バットマンに絡む公式イベントに参加したのは今回が初。とはいえ「(映画の配給元である)ワーナーとして公認というわけではありません。今回もこちらからお声掛けしたのではなく、一般のコスプレイヤーさんとして参加です」(イベント担当者)と、存在はダークヒーローならぬ“グレーヒーロー”。もちろんギャランティーも発生しない。

「千葉ットマン」本人もこの格好で稼ぐつもりはなく「反響はありますが、ギャラが発生するものはお断りしている。今回もあくまでボランティア。オフィシャルなものか、千葉に関するもののお手伝いをするだけです」と話す。

 この日の移動手段は「バットモービル」と称する自前の自動車。千葉のヒーローは今後も無償の正義を貫く。