例年になく混迷していたといわれる大みそかのNHK紅白歌合戦の司会者選びで、ついに決断が下された。紅組司会者に意外にも女優・綾瀬はるか(30)が内定したとの極秘情報をキャッチ! 綾瀬は2013年以来2度目となる。この人選は当落が注目されるあの大物歌手にも大きな影響を及ぼしそうだ。

 最近は大河ドラマや朝の連続ドラマ出演者から選ばれることが多かった女性司会者だが、今年はどちらの番組にも出ていない綾瀬が選ばれた。

 例年に比べて遅れている司会者発表については、NHK関係者から「そろそろ発表できる段階では。あとは最終調整だけ」や「難航中」という対照的な声が聞こえている。原因は白組司会の人選だった。

「そもそも今年の紅白の司会者として最有力視されていたのは、ジャニーズ事務所のV6・井ノ原快彦と有働由美子アナウンサーの『あさイチ』コンビでした。だが、ここにきて井ノ原ではなくSMAPという線が強くなった。そうなると、有働アナでは収まりが悪い。通常ならば、今年の大河『花燃ゆ』の主演の井上真央なのですが、井上は『嵐』の松本潤と交際しており、ジャニーズとの共演はNG。朝ドラに目を向けても、みんなまだキャリアが足りない。そこで綾瀬の再登板案が急浮上したのです」と音楽関係者。

 2年前に大河ドラマ「八重の桜」の主演を務めるなど、NHKでの綾瀬の評価は高かった。同年に「紅白」で初司会を務めたが「司会に慣れていないことや、天然なキャラクターもあり、自由奔放かつ、かみかみの司会でしたが逆に好評でした。そのおかげでその年はこの10年間で最も視聴率が高かったのです」とNHK関係者。

 さらに、綾瀬はNHKが「放送90年大河ファンタジー」と銘打ち、力を入れているドラマ「精霊の守り人」(来年3月~)に主演することも決まっている。

「このドラマは来年春から2018年にかけて放送される。しかも全編4K画質の実写ドラマとして制作することも決まっている。今後3年間にわたって綾瀬がNHKの“顔”となることも、司会選考の後押しをしました」(前同)

 司会綾瀬により、意外なところにも好影響が出てきそうだ。和田アキ子(65)だ。

「NHKは世代交代を図っており、和田でさえ、今年こそいよいよ危ないといわれていた。だが、同じ所属事務所の綾瀬が司会に内定したことで、今年も出演が決まったと言ってもいいだろう」とレコード会社関係者は断言した。