たかじんさんの最後のマネジャー 百田氏と幻冬舎を提訴

2015年10月28日 21時26分

百田尚樹氏

 昨年1月に亡くなった歌手でタレントのやしきたかじんさん(享年64)の弟子で最後のマネジャーだった男性(49)が28日、作家・百田尚樹氏の著書「殉愛」の内容で名誉を毀損されたとして、発行元の幻冬舎と百田氏に対して1100万円の損害賠償を請求する民事訴訟を東京地裁に起こした。

「殉愛」はたかじんさんの最後の妻・さくらさんの目線でたかじんさんの闘病記を描いた。訴状では「殉愛」の中で原告の男性は金銭にルーズで女性を蔑視する人物であるとされ、これにより社会的評価を著しく低下させられたとしている。

 また、百田氏は「殉愛」発売後にツイッターで「本には書いていませんが、彼(原告の男性)は越えてはならない一線を越えました。いずれ司法の場に引きずり出されるかもしれません」と発言。原告への誤解をあおったとされる。

 この日、大阪市内で会見した原告の男性は「(殉愛は)1ページ目から『ウソや』と思った。知らん人がやしきたかじんをイメージで書いているなと思った」と断罪。百田氏に対しては「あなたは僕のこと知らんやんかというのが一つと、配偶者の方はひと目見たらおかしいのが分かる。その人の話を聞いておかしいって思わへんかったんのか。それを本にしてしまって、あなた、大丈夫なのというのが正直な気持ちですね」と話した。

 さらにツイッターで過激な発言をしながら、行動に移さない百田氏を「僕やったら、言うたことに対して何もできないなんて恥ずかしいことはできひん」と切り捨てると、「晩節が汚された。師匠はこんなんちゃう。この本がウソであることが分かってもらえたら、僕が師匠に対してできる最後のことなのかなという気がしてる」と語った。

 今回の提訴について幻冬舎は「訴状が届いていないのでコメントは差し控えたい」とした。