アイドルグループ「AKB48」の島崎遥香(21)が22日、東京・港区の六本木ヒルズで行われた「第28回東京国際映画祭(TIFF)」オープニングレッドカーペットに登場した。

 TIFFはTOHOシネマズ六本木ヒルズを中心に今月31日まで開催。世界中から映画が集まる一大イベントで、レッドカーペットに純白ドレス姿で登場した島崎は、世界でも評価が高い「ジャパニーズ・ホラー」の巨匠、中田秀夫監督(54)の新作ホラー映画「劇場霊」(11月21日公開)に主演。映画関係者の間では「島崎が女優としてブレークするきっかけになるかも」と注目されている。

 というのも、AKBの先輩で女優に転身した前田敦子(24)が「過去に中田作品に出演したことで女優としての評価を高めた」(映画関係者)という前例があるからだ。

「前田がAKB卒業後に主演したホラー映画『クロユリ団地』は公開前、さほど期待されていなかったんですが、興行収入10億円を超えるヒットとなった。それまで前田が出演する映画はパッとしなかっただけに、中田作品への出演は大きな転機となった。島崎もAKB卒業後は女優を目指すというので、この『劇場霊』も注目されているのです」(前出関係者)

 インタビューで島崎は「実際は怖いのが得意ではないんです。ホラーは非現実的な出来事なので演じるのがとても難しかった。中田監督のアドバイスをいただいて演じた。中田作品に出られるのはとてもうれしい。デートムービーとしてもいいかもしれません」と話した。島崎は前田に続くことができるか。