
コナミデジタルエンタテインメントは20日、海外メディアによる世界的人気ゲーム「メタルギア」シリーズの生みの親であるゲームクリエーター小島秀夫氏(52)の退社報道について否定した。
小島氏といえば9月1日に最新作「メタルギアソリッドV」を発売して間もないが、米メディア「ニューヨーカー」ネット版は19日付の記事で、小島氏が今月9日にコナミを退社し、メタルギアの開発チーム「小島プロダクション」や同僚を交えて送別会が行われたと伝えた。
本サイトがこの報道の事実確認を行ったところ、コナミの広報は「小島は現在も社員として在籍しております」と小島氏の退職について否定。「現在は小島および開発チーム全体がメタルギアVの開発を終え、長期休暇に入っています」と説明した。送別会と報じられた集まりについては「どういうものか分からない」とした。
一般企業では退職前には有給休暇の消化を行うことが普通だが「開発期間の長い家庭用ゲームでは疲れがたまるため、開発を終えた後に長期休暇を取ることは多い」とし、退職との関連については否定している。
小島氏は今年3月にも海外メディア「GameSpot」にメタルギアVを開発後にコナミを退社すると報じられたが、コナミ側ではこの報道を否定。一方、「小島プロダクション」の解体については認めていた。