アイドルグループ「カントリー・ガールズ」の“ももち”こと嗣永桃子(23)が声帯ポリープの治療のため、活動休止することをブログで発表した。同グループはヤンキース田中将大投手(26)の妻・里田まい(31)がスーパーバイザーを務め、元「Berryz工房」出身の嗣永は「プレーイングマネジャー」として若手メンバーの育成も担当。グループの要のポジションだけに、活動休止が与える影響が心配されている。

 嗣永は10日付のブログで「皆様にご報告があります。以前から喉の調子が悪く再度病院にいって診てもらったら声帯ポリープになっていました。お医者さんとも相談して、なるべく早く治そうということになり、しばらく治療に専念させていただくことになりました」と病状を明かした。

 活動再開の時期は未定で、ブログの最後には「大好きな歌を全力で歌えるよう、また、たーくさんお喋りできるようにいち早く治しますので、まっていてくれると嬉しいです」とファンにメッセージを送った。

 ウザいコメントが多いため、バラエティー番組では“ウザキャラ”として知られる嗣永だが、実はテレビ関係者の間では「貴重な存在」として重宝されているという。

 あるテレビ局ディレクターは「ももちの存在感は大きいですよ。いま、ハロプログループの中で一番テレビに出ているアイドルじゃないですかね」と指摘する。

「アイドルはいっぱいいますけど、知名度があって本気でムカつくキャラって、実は少ないんですよ。ももちは『イジる側が気を使わなくていいアイドル』なんです。自分のキャラが分かっていて、実にいいタイミングでうざいコメントを繰り出してくるから、制作側は安心して起用できる。ももちが露出することで結果的にグループの名前が世間に知られますからね」(同)

 実は“いぶし銀”の仕事ができる名プレーヤーだというのだが、もしこのまま休養が長引くようであれば、「カントリー・ガールズ」はブレークのチャンスを失うことになりかねないのだ。

「カントリー・ガールズ」は、里田が所属していた「カントリー娘。」を改名したもの。そこには「世界に通用するグループになってほしい」という里田の気持ちが込められている。

 それだけに嗣永にかかる重圧も大きい。

「『カントリー・ガールズ』は嗣永以外、みんな新人です。その中で嗣永は、プレーイングマネジャーを任された。彼女の役目は知名度を最大限に生かして、グループをブレークさせること」(プロダクション関係者)

「Berryz工房」として、かつては東京・日本武道館などでの公演も経験した嗣永だが「いまは若いアイドルに交じって、小さなライブハウスにも立つ。一からやり直す根性は立派。なかなかできることじゃない」(別の関係者)という声もある。

「ウザキャラ」だが実は努力家の嗣永。「カントリー・ガールズ」のためにも、一日も早い復帰が望まれるところだ。