漫才師の今くるよ(年齢非公表)が18日、京都市内で最終日を迎えた「京都国際映画祭2015」に登場。映画「ワレワレハワラワレタイ~ウケたら、うれしい。それだけや。~」の上映後にトークショーを行い、今年5月に亡くなった相方・今いくよさん(享年67)について語った。

「ワレワレハ――」は、落語家・笑福亭仁鶴から気鋭の若手まで107組の芸人に、木村祐一がインタビュアーとして肉薄したドキュメンタリー映画。この日は今いくよ・くるよ編が上映された。

 2012年8月に大阪市内で撮影されたもので、生前のいくよさんが「若手とのロケが楽しい」などとお笑い観を語っている。

 また、木村が最後にした質問は「生まれ変わっても、漫才師ですか」というものだった。いくよさんは「普通の女の子に戻りたい。結婚してないことに後悔はしてないけども」と話した。

 上映後のトークショーで、くるよは「スクリーン見てますと、ホンマに(死去したのが)信じられへんくらいです。ちょっと元気ないなと、今になったら分かった感じ。今日は隣に座って見てくれたと思います」。シルク(年齢非公表)も「涙出てきますね」と振り返った。

 人気上昇中の女性お笑いコンビ「おかずクラブ」はくるよと初対面。「(コンビ結成)40年を超えても仲のいい秘訣は」と質問すると、くるよは「2人で1つの仕事やから。お互いに助け合って。仲良く生きてね」と答え、2人を感激させた。

 最後のあいさつで、くるよは「今年の京都国際映画祭はものすごく盛り上がりました。来年もやりはります。これからも京都国際映画祭をよろしくお願い申し上げます」とまとめた。