女優・北乃きい(24)が10日、都内で行われた映画「先生と迷い猫」の初日舞台あいさつに主演のイッセー尾形(63)、染谷将太(23)、岸本加世子(54)と登場した。

 登壇する際、北乃は段差につまずき、ヒールが10センチはあろうかという靴が脱げてしまうアクシデント。イッセーに靴を拾ってもらい、気を取り直して登壇すると「アドリブの多い映画で、お芝居をしている感覚がなかった」と、自然体で撮影に臨めたと話した。

 北乃の言葉通り、通常とは異なる撮影だったようで、イッセーが「ほとんどリハなしで、そのドキドキ具合を監督は狙ってた感じ」と話せば、染谷も「大体、ドキドキの撮影でした。台本が終わってからもカメラが回り続けて芝居が続くんで、台本にない会話をしていた」と振り返った。

 2人の共演シーンでは、イッセーが「君はその仕事が楽しいのか?」と尋ねる場面があったそうで、台本では「楽しくない」と答えるところを、染谷が「楽しい」と答えてイッセーをたじろがせる場面もあったという。

 この日は映画に出演した三毛猫「ドロップ」も登場。北乃は「撮影中もドロップが来ると現場がなごやかになる。ゆったりしている感じに癒やされるんですよね」と語ると、睡魔に襲われたドロップはイッセーの腕のなかで寝落ちしそうになり、愛らしさを見せつけた。