右乳房全摘出手術受けた北斗晶「5年生存率50%」衝撃告白の真意

2015年10月06日 06時00分

北斗(右)を気づかう夫の健介

 乳がんのため先月24日に右乳房全摘出手術を受けた元女子プロレスラーでタレントの北斗晶(48)が3日に退院後、埼玉県内の事務所で夫・佐々木健介(49)とともに記者会見を行った。そこでは病身にもかかわらず予定時間を超えて報道陣の質問に答えただけではなく、「5年生存率50%と宣告された」と衝撃の告白までした。ここまで包み隠さず話した北斗の真意とは――。

 北斗の乳がんは右わきのリンパ節にも転移しており、手術では右乳房とともに同箇所も摘出した。この影響でわきの感覚がなくなり、右腕で重たい物が持てなくなったという。今後は10月下旬から抗がん剤治療を約半年間続け、その後に放射線治療、ホルモン療法を行う予定だ。

 会見は当初30分間の予定だったが10分ほどオーバー。時折、涙を流しながら北斗はすべての質問に答えた。右乳房がなくなったことには「家に帰って泣くかもしれませんよ。でもおっぱいなくなったっていいじゃん、生きていられるから。(抗がん剤で)髪の毛なくなったっていいじゃん、生きていられるから。泣きますよ。でもいいじゃんって。生きていけるだけいいなと。生きるように頑張ります」と語った。

 さらに北斗は自らこう切り出した。「皆さんが聞きにくいところだと思いますけど、ステージ2b、極めて3に近い段階です。胸だけだったら5年生存率は70%でしたけど、わきにまでいってしまっているので生存率は50%です。そう宣告されました。それに負けないように闘います」。これには会見場にいた誰もが言葉を失った。

 この反響はあまりにも大きく、ブログにはコメントが殺到。そのため北斗は4日のブログに「生存率やステージなどは、その先生や病院によってかなり見解も違うらしいし、手術をした事でデーターの上でだけど私の生存率もアップしてるんだから。心配しないでね」とつづった。

 北斗夫妻と親しい関係者はこう語る。「当初は退院後に会見する予定はなかったが、あまりにも取材依頼が多かったのでやることになった。病気の重さを考えて、会見せずにコメントだけ出すというプランもあったが、北斗には『会見するならばすべて話す』との意思があり、こういう形になった」

 世の中には、病気のことについて赤裸々に語ることをよしとしない人も存在する。それは北斗も理解している。それでもすべてを明らかにした理由は「少しでも乳がんで苦しむ女性が減ってほしい」という思いから。「自分の現状をさらけ出して、検診に行く女性が増えることを願っている。会見で話すとは誰も思わなかった5年生存率について明かしたのも、そういう思いが込められていた。入院中は落ち込んでいたが、病院の人から『検診の予約が過去最高に入っている』と聞かされた時は、本当に喜んでいた」(同)

 北斗はいずれ、摘出した右乳房の手術痕を公開することも宣言。それも「世の女性に乳がんの検診を受けてほしい」という願いから。会見で北斗は「この手術と胸の痛みに比べたら、マンモグラフィー(乳がんの早期発見のための検査)なんてちっとも痛くない。(啓発のために)いつかはこれ(手術痕)を見せるべきだと思う。たくさんの人に見てもらいたい」と言い切った。

 今後の長い闘病生活もブログ等を通じ、女性たちに訴えかけていくつもりだ。