違法薬物で逮捕されたのは元「チェッカーズ」リーダーでギタリストの武内享(53)の長男・健太容疑者(21)と高校3年の次男(18)だった。

 武内は1日未明、大麻取締法違反容疑で2人の息子が逮捕されたことを、自身のブログで明かして謝罪した。

 事件は、通っている高校で同級生に大麻を売ったとして、警視庁少年事件課が都内の私立高校3年の少年とその兄を逮捕。高校の驚くべき大麻汚染の実態が9月30日に報じられた。その少年が武内の次男で、大麻の入手先が長男だった。

「少年は自宅などで兄の健太容疑者から少なくとも10回、大麻を譲り受けていて、それを自分の通う高校で同級生に0・516グラムを約7000円で売っていた。他にも複数の同級生にも売り、一緒に吸引していたようだ。『小遣い稼ぎだった』と供述しているが、それで済まさせるわけがない。今後は兄の大麻入手先を含めた“密売ルート”が調べられることになる」(警視庁関係者)

 当初、警察発表では兄弟の父については明かされなかったが、武内がブログで息子2人の逮捕を報告。「父親としての責任を強く強く感じています」と明かし「息子達には、どれだけまわりに迷惑をかけたのかを理解してそして反省して、キッチリと罪を償い再出発してほしいと願っています」とつづった。

 芸能プロ関係者は「芸能人の子供の不祥事はマスコミに報じられるまで隠すケースが多いが、武内は先手を打った珍しいケース。チェッカーズはもともと福岡・久留米のやんちゃなメンバーで、武内はそのリーダーだったから、ワルぶりたい息子たちの気持ちもわかったうえで、父として腹をくくったのでは。ただでさえ、音楽業界は薬物とのかかわりが噂されるだけに、隠せばあることないこと書かれてしまうから、先に正直に明かしたのでしょう」とみている。