今年も麻薬・覚醒剤で逮捕された芸能人は数多い。

 小向美奈子(29)は2月、東京都渋谷区内の自宅で覚醒剤を気化させて吸引、さらに覚醒剤0・051グラムを所持したとして起訴。同罪での起訴は2度目だったため、4月に懲役1年6月の実刑判決を受けて、現在服役中だ。

 7月には、「Romanticが止まらない」などのヒット曲で知られるバンド「C―C―B」元メンバー田口智治被告(54)が逮捕された。神奈川県警が東京・足立区の自宅を家宅捜索。1階居間の机の上にあった覚醒剤やガラスパイプを発見し、現行犯逮捕した。起訴された田口被告に横浜地裁は16日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。本人は被告人質問で「覚醒剤を使えば、作曲や編曲に没頭でき、深夜も寝ずに(仕事が)できた」と動機を説明。判決によると、7月1日ごろ、自宅で若干量の覚醒剤を気化させて吸引し、翌2日に約0・172グラムを所持した。

 同じ7月、田口被告の逮捕直後には、ダンス・ボーカルユニット「ZOO」の元メンバー坂井俊浩被告(46)が麻薬特例法違反容疑で逮捕された。その後の尿検査で覚醒剤と麻薬の陽性反応が出たため、覚醒剤取締法違反などの容疑で再逮捕され、起訴。29日の初公判で同被告は使用を認めた。起訴状では、6月下旬~7月7日、東京、神奈川など関東の各都県やその周辺で若干量の覚醒剤や麻薬を使ったとしている。