AKB48が結成10周年記念日翌日の12月9日に、42枚目シングル(タイトル未定)を発売すると27日、インテックス大阪で行われた握手会イベントで発表した。スクリーンの映像で「高橋みなみラストシングル」と伝えられると、会場から大きな歓声が上がり、12月8日をメドに卒業することを発表している1期メンバーで、グループ総監督の高橋みなみ(24)は何度も何度もファンに頭を下げた。

 センターや選抜メンバーなどは明かされなかったものの、秋元康総合プロデューサー(57)が「AKB48とは高橋みなみのことである」とまで語るだけに、高橋センターは間違いない。

 さらに、ファンが気になる卒業時期について、事情に詳しい関係者はこう語る。「高橋のラストシングルは10周年翌日に発売される。当初、予定されていた12月8日に高橋が卒業することはないでしょう。高橋が“有終の美”を飾る場所は、大みそかのNHK紅白歌合戦という話で進んでいるようですね」

 AKB48は2009年から6年連続で紅白出場中だ。8月に発売された最新シングル「ハロウィン・ナイト」は22作連続のミリオンセールスを達成。28日にスタートしたNHK連続テレビ小説「あさが来た」の主題歌「365日の紙飛行機」もAKB48が担当。NHK関係者は「売り上げ枚数、NHKへの貢献度からいっても出場は確実ですね」と話す。

「一昨年の紅白では、大島優子が卒業をサプライズ発表して、ファンを驚かせました。今年は無名だったころからグループを引っ張ってきた高橋が“有終の美”を飾る姿で、喜ばせることになるでしょう。高橋自身も紅白出場にはこだわりを持っていますからね」(同)

 今年もファンにとって紅白ステージは、見逃せないものになりそうだ。